こんにちは。 以前ブログに書いた「ガラパゴス」って壮絶な刑事ものの小説の1つ前の物語である「震える牛」をやっと読みました。 震える牛 (小学館文庫) 作者: 相場英雄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/05/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る あらすじ紹介程度のネタバレがあります。 ノンキャリアで叩き上げ、徹底した地取りと鑑取りで猟犬のように地道な捜査に犯人を追い詰める主人公の田川警部は、発生から二年経ってるのに未解決のままの「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の担当になります。 被害者の二人には接点がなく、当初は「金目当ての不良外国人の犯行」って線で捜査が進められていたのですが、冒頭で田川さんは犯人の目撃者を見つけ「ベンツで逃走した」という証言を得ます。「金目当てのチンピラがベンツに乗るはずがない」と、初動捜査の甘さに怒りを覚える田川さんですが、当