米IBMは米国時間2008年7月29日,携帯電話に記録した写真や音声,テキストなどを関連付けることで,忘れてしまった事柄を思い出すのに役立つ技術(開発コード名「PENSIEVE」)を開発中だと発表した。 画像処理,GPS(全地球測位システム),文字認識,音声認識など,さまざまな手法を組み合わせる。ファイルが作成された時間や場所などの情報を基に,写真や音声,テキストの関連付けを行い,検索しやすくする。 例えば,カンファレンスで初めて会った人物について,携帯電話でその人の顔と名刺の写真を撮ったとする。同じ日時に同じ場所で撮った写真であることから,新技術では2枚の写真を同じ人物に関する情報であると自動的に判断する。名刺の写真からは,文字認識技術を使って名前,社名,電話番号などを抽出し,プロフィール・データを作成する。 その人物とどこで会ったか忘れてしまっても,名前さえ覚えていればすべての関連情報
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