スーパーコンピュータ、雲、チリ、一見関係なさそうな3つのもの。果たしてどう結びつくのでしょうか。そんな研究をしている方がいます。 兵庫県立大学大学院、シミュレーション学研究科准教授の島伸一郎さんです。 島さんは以前ご紹介した藤原教授と同様に、「京コンピュータ」の巨大な演算能力を用いた研究をしています。といっても島さんは藤原教授とは全く異なる方向性を持った研究者です。研究テーマは 「超水滴法に基づく高精度気象モデルの研究開発」 です。 はい。申し訳ありません。私も全く意味がわかりませんでした。 超カンタンに言うと、「チリが水滴になり、水滴が雲を作る。そして雲が雨を降らせる。その一連の過程をコンピュータのシミュレーションによって再現しよう」という試みです。 (画像出典:http://www.simulation-studies.org/academic-staff/shima) この試みによっ