グロービスのMBAプログラムのカンファレンス「あすか会議2015」に、慈眼寺の住職 であり、千日回峰行を成し遂げた塩沼亮潤氏が登壇。「世の中のため人のために」という言葉について、師匠とのエピソードを交えて語りました。(ログミーのログの中から厳選した、人生や仕事に効く珠玉の名言をピックアップしてお届けします) 塩沼 「世の中を変えよう」と思っても、明日とか急にはなかなか変わらないと思います。「なぜ千日回峰行、こんな行をしたんですか?」と言われて、10代のときによく言っていた言葉は「世の中のため人のために、私は精一杯修行をしたい」ということでした。 ある日、そういう言葉をおそらく耳にした師匠が、お茶を飲んでいるときに笑い話で「坊さんなんていうのは、世の中のため人のためということはあんまり言わんほうがええな」と。 「世のため人のためというのは当たり前なんだ。まず自分自身がしっかりと心身ともに徳の