福島県いわき市の小名浜港に16日朝、秋の味覚サンマが今季初めて水揚げされた。小・中型が中心で「大きな群れが見当たらない」と関係者は懸念している。 千葉県水産総合研究センター(千葉県南房総市)の調査船、千葉丸が宮城県石巻市の金華山沖で14日夜と15日夜に取った約9トンで、魚市場で1キロ231~271円の値が付いた。 佐藤明男船長(49)は「サンマの資源量は年々減っている。今までにない不漁だ」と話した。
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海藻を食い荒らし、駆除の対象となっているムラサキウニに、本来は廃棄されるはずのキャベツや大根を食べさせたところ、甘みのある良質のウニに生まれ変わった――。神奈川県水産技術センター(三浦市)がそんな実験に成功した。 センターによると、ムラサキウニが増えて岩場の海藻を食い尽くすなどの被害が各地で問題となっている。ただ、ムラサキウニの殻を割っても食用となる「生殖巣」はほとんど入っていない。 センターは、三浦市の特産だが傷んで商品価値がなくなった野菜をウニのえさとして利用できないか、昨年から実験を開始。キャベツ、大根、ブロッコリーはよく食べ、特にキャベツは1個まるごとを80匹のウニが3日間で完食する食べっぷりだった。 ウニの身は成熟すると、全体重の20%ほどの重さになるが、実験前は2~3%だった身が、最大で17%に育った。うまみ成分も市販のウニと同等との分析結果が出たという。 今年からは地元の県立
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