読者の周りにもいないだろうか? なにげに曲を聴いていたかと思うと、いきなり「ウワ、鳥肌が立った!」と騒ぎ立てる輩は――。 ■音楽を聴くと鳥肌が立つ人は脳の神経線維が密集している レディオヘッドの『Creep』だろうが、スーザン・ボイルの『I Dreamed A Dream』だろうが、レミオロメン『粉雪』だろうが、とにかく、うっとうしいことこの上ない。ありったけのキメ顔で、手のひらを肩までさすり上げながら言い放つ! 「今、ブァーーーっ」と。 そして、いっさい鳥肌と無縁で、平然と曲に耳を傾けている人々を憐れむような目で見る。「この曲の良さがワカンナイ、かわいそうなやつら」と。 だが、どうして同じ曲を聴いても、鳥肌が立つ人VS.立たない人に分かれるのだろうか。腹立たしいことだが、鳥肌男、鳥肌女たちのほうが、一枚上手であることを認めなければならないような研究結果が発表された。 マシュー・サックス氏