JR中央線の荻窪駅から青梅街道を西荻窪方面に歩いて10分ほど。右手に青いひさしが見えてきます。そこが、"本屋 Title"。一見、昔ながらの 町の本屋さん。でも、この小さな本屋さんに近隣の方のみならず全国各地からお客さんが足を運んでいると言います。その理由はどこにあるのか? 店主の辻山良雄さんにお話をうかがいました。 まずは、本屋さんをつくろうと思ったきっかけから。 「わたしは本の会社のLIBROというところに18年ほどいました。九州や名古屋など、いろんなところで店長をしてきて、最後は池袋の本店で統括マネージャーとして営業全般を見てきましたが、そのLIBRO池袋本店が去年の7月20日にクローズすることになりまして、それもきっかけのひとつというか。大きいお店でしかできないこともいろいろとありますが、もう少し自分の責任で人とリアルに関わって場所を作りたかったというのもあると思います。あとは生き