15日夜の諏訪湖祭湖上花火大会が65回の歴史を通じ初めて中止となったことで、諏訪市役所内の大会実行委員会には16日、有料席の料金の払い戻しを求める電話が相次ぎ、同日だけで約60件に上った。 実行委は「大会を途中で中止した場合でも払い戻しはしないとホームページなどで説明している」として応じない方針。 実行委によると、15日に打ち上げられた花火は予定の約2割だった。 途中中止の際に払い戻しをしないことは、一部を除くチケットの券面にも記している。 事務局の市観光課は「途中で中止になっても、警備や会場設営費など大会の運営経費はかかってしまう」と説明。 「納得しない人もいるが、丁寧に説明している」とした。 大会では昨年並みの計約4万発を打ち上げる予定だったが、開始から約30分後、約8千発を打ち上げたところで雨が激しくなり中断、そのまま中止が決まった。 花火の制作と打ち上げは県内外の10社に依頼してお