1890年12月ウンデッド・ニーの虐殺により、白人によるインディアン戦争は終結した。推定500万~1000万人いた インディアンは白人の直接・間接虐殺により実に95%が死に絶えた。しかし、彼らの「与え尽くし」に実践された高貴な 精神文化には私達文明人が遠い過去に忘れてしまった何かを思い起こさせずにはおかない。 西洋人が野蛮人とレッテルを貼ったインディアン、確かに一部の部族による捕虜の虐待や処刑、そして西欧の覇権争 いに巻き込まれたインディアン同士の戦争には目を覆うものが存在する。 そして今から1万3000年前にあった大型哺乳動物の大絶滅にはインディアン自身も深く関わってきた。しかし、彼らイン ディアンはその過ちから学んだ教訓を魂に刻んできた人々であり、命ある全てのものが自分の兄弟であり、人のため にいつでも喜んで命をさしだすことを最高の美徳としていた。しかし、文明人は彼らの命ばかりでなく、