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ブックマーク / www.shiga-med.ac.jp/~koyama (4)

  • 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ーCRPS

    骨折、捻挫、打撲などの外傷をきっかけとして、慢性的な痛みと浮腫、皮膚温の異常、発汗異常などの症状を伴う難治性の慢性疼痛症候群 Reflex sympathetic dystrophy:RSDは、交感神経の関与を示唆する病名であるが、すべての症例が萎縮性であるとは限らないという意見がとり上げられて、RSDと言う用語の使用を避けるようになった。 1994年↓のIASPの慢性疼痛の分類で、RSDとカウザルギーがCRPSにまとめられた。 CRPS Type II=カウザルギーは、一般に比較的太い末梢神経の損傷によって生じるものであり、CRPS Type I=RSDは軽微な外傷によっても生じるものであるが、原因よりも症状による診断である。 CRPSの「complex」とは、この病態の患者一人一人において、痛みが増悪する経過中に、臨床症状がダイナミックに、複合的に変化することを意味する。時期によっては

  • 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ーオピオイド系鎮痛薬

    麻薬 narcotics:依存性を持つために、国によって規制を受けている薬の総称 アヘン(アヘン) opium:ケシの未熟果実に傷をつけて滲出する乳液を乾燥したもの アヘンアルカロイド:アヘンに含まれるアルカロイド オピエート opiate:モルヒネ由来の天然物及び合成薬物 内因性オピオイドペプチド endogenous opioid peptide:オピオイド受容体に作用する生体内で産生されるペプチド オピオイド系鎮痛薬(麻薬性鎮痛薬):オピオイド受容体に作用する鎮痛薬 オピオイド opioid:オピエート様物質。内因オピオイドペプチド、天然アルカロイド、合成物質などのモルヒネ用作用を持つもの、及びそれらの拮抗物質。 アヘンは、白いケシ(Papaver somniferum)の花が散った後に残るケシ坊主(未熟果実 capsule, pod)に浅い傷を付けて、流れ出た乳液を乾燥したもの。

  • http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/react-stress.html

  • 痛みと鎮痛の基礎知識 - Pain Relief ー麻酔薬

    華陀 Hua Tuo(P 110〜207, 後漢末の医師)は、麻沸散を酒と一緒に飲ませて、麻酔をし、開胸手術や頭蓋切開を行っていたと言われている。 ⇒詳細 19世紀は、人類の長年の夢である「痛みからの開放」が「全身麻酔」技術の発展として花開いた世紀であった。華岡青洲による初めての全身麻酔手術(1804年)、Wellsによる笑気麻酔(1845年)、Mortonによるエーテル麻酔(1846年)、Simpsonによるクロロホルム麻酔(1847年)の成功、そしてPravazによる注射器の開発(1852年)が、現在の全身麻酔の基盤となった。(それまでは、患部を冷却によって麻痺させていた↓。)

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