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ブックマーク / erlkonig.hatenablog.com (1)

  • 音楽的文体 - 古野まほろ『探偵小説のためのエチュード 水剋火』 - 魔王14歳の幸福な電波

    陰陽師も百鬼夜行もトラペドヘゾロンも象徴哲学も出てくるけど、やってることはガチガチの格推理小説という恐るべき作品。同作者の天帝シリーズと比較すると、ページ数が半分以下ということもあって手加減してる感はありますが、手加減してコレというのは十分に驚異です。もし西尾維新さんが今みたいな方向に行かず直球で格の方に進んでいたら、多分近しい作風として並び立っていたんじゃないかなあとか。 文体 容赦ない四国弁で炸裂するガールズトークが、非常に楽しゅうございます。抵抗なくするする読めるし、文章に触れているだけで心地いいです。この文章を読みにくいと感じる向きも多数あるとは容易に想像できるのですが、そこには根的な読み方の差があるんだろうなと思われます。 まほろさんは情報というよりも思考の流れ、会話の流れをそのまま文章に起こすような書き方をしています。そこに論理的な整合性は当然なく、そういった文章は脈絡と

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