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福島第一原発で震災直後に行方不明になり、先月30日に4号機のタービン建屋の地下から遺体で見つかった東京電力社員寺島祥希(よしき)さん(21)は、地震直後に青森県むつ市の実家へ電話をかけていた。母親(44)の話でわかった。「こっちは大丈夫。そっちは大丈夫なの?」と家族の心配をしていたという。 寺島さんは電話の後、被害状況を確認するために同原発の中央制御室から見回りに行き、津波に巻き込まれたらしい。父親(46)は「残念で寂しいが、仕事を全うし、頑張ったなと思う」と長男を思いやった。 寺島さんは2008年に地元のむつ工業高校電気科を卒業。東京電力東通(ひがしどおり)原子力建設準備事務所に採用され、その後、福島へ配属された。 地震直後の電話を受けた母親によると、「発電所は大丈夫。動いている電源もあるし」と元気な声だったという。停電で実家からは電話がかけられない状態だったが、無事を確認できたの
女性保育士とスーパーの従業員らは、四つんばいでしかはい上がれない急斜面を園児30人を背負って駆け上がった。東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町の大槌保育園。園舎も避難場所も津波に襲われたが、保育士らの必死の避難で園児を守った。 八木沢弓美子園長(45)によると、地震発生時は昼寝が終わったばかり。園児約100人はパジャマのまま防災ずきんをかぶり外に出た。向かったのは国道沿いの小高い丘にあるコンビニ。町の指定避難所は空き地で寒さをしのぐ建物がない。保育園は、津波浸水想定区域のぎりぎり外にあるこのコンビニを独自の避難場所と決めていた。 八木沢さんはコンビニ店内で、迎えに来た親に園児のうち約70人を引き渡し、外を見た。「家の屋根をたくさん浮かべた高い波」が迫ってきた。「怖い、怖い」と泣きじゃくる園児ら。覚悟を決めた。「山に逃げよう。先生のそばにいれば大丈夫」 国道は市街地から逃げる人や車
推定;福島の炉心状況 石川迪夫 TMI事故の事実経緯から推定して、福島の炉心で今何が起こっているか、今後の推移と対策は何かを緊急に述べておこう。 ただし、僕は今ひたちなか市での被災地暮らし、昨日までは丸3日間の停電で外界との連絡もままならず、ニュースソースといえばラジオ放送を聞くだけ、昨夜やっとテレビを見て世の中の進み具合を知った浦島太郎だから、具体的数値(実態情報)に乏しい。本稿は事実から推理した大筋の話で、細かい間違いは多々あることと思う。 先ず炉心状況だが、TMIの知見では、水面を境にして上と下ではその挙動が大いに相違している。福島でも同じであろうから、先ずこの点を詳しく述べる。 まず水面下の燃料棒は、水で冷やされているから健全な状況が保たれている。これは論を待たないであろう。 一方、水面の上に出た燃料棒は、周辺を蒸気で囲まれているから除熱が悪い。従って崩壊熱によって温度が徐除に上昇
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