三澤洋史 「タンホイザー」立ち稽古無事終了 西新宿の超高層ビルが建ち並び、空が狭く遮られている間を、夕暮れ時になると、羽田空港に着陸しようとする飛行機がひっきりなしに飛んで行く。しかもかなり低いので、機体は下から驚くほど大きく見えるし、音も結構する。 その下に、小学校の校舎を改造してスタジオにした芸能花伝舎がある。二期会は、ここを「タンホイザー」の立ち稽古の稽古場にしていたので、僕もここに通っていた。でも昨日(2月18日日曜日)の4回目の通し稽古で終わったので、今日からは小田急線黒川駅前にある読売日本交響楽団の練習場でオケ合わせ。その後は、いよいよ東京文化会館に入って、舞台稽古に突入していく。 タンホイザー役のサイモン・オニールは、初役と見えて、最初の方は音取りもおぼつかいほどだったが、演技も慣れてきて、歌も体に入ってきたら、やはり素晴らしい歌手だ。僕のZoom指揮レッスンの生徒である小山