ブックマーク / works014.hatenablog.com (13)

  • あるメールの質問に答えて… - なんでやねんDTP・新館

    先日、東京のデザイン学校で学ぶ方から質問メールが来ました。 「+designing」誌の読者の方のようで、このように反応があるのはありがたいことです。 まず、質問内容は*1…… 段落スタイルや文字組みアキ量設定を勉強していくうちに「そもそも、美しい文組版とはなにか」という疑問に突き当たりました。 「+designing」誌を読んでいると、「設定はこうするといい」という情報はのっていても、「そもそも、なぜその設定がいいか」という情報があまりなくInDesignの設定という表面的な情報を知るのみで「組版の質」を理解する事ができません。 学内で講師陣にお聞きしてみても、「そんな事考えた事が無かった」という方ばかりで、とても困っています というような内容ものでした。 ※前段にInDesignをご使用の旨が記されていました。 設定の意味というか動機・目的はなるべく書くようにしているつもりなのです

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    batti-8
    batti-8 2022/04/24
  • InDesign上での「ノンブル」と「柱」の設定例 - なんでやねんDTP・新館

    つい先日、とある同人誌向けのWebページで「InDesignでは柱ごとにマスターページを作る」というようなことを書いてあるのを見て、「何をアホなことを…」と愕然としてしまったので…InDesignのマスターページ上でのノンブルと柱の設定方法を簡単に纏めておくことにしました(あくまでも一例として私の処理方法を…もちろん私の理解の範囲内でのこと)。 まず、ページ組版アプリであるInDesignには「マスターページ」の機能があり、その「マスターページ」と呼ばれるページに、文用のフレームグリッドをはじめとして、「ノンブル(ページ番号)」や「柱(版面外に配置されるページを繰る際の目安となる文字列)」などの、ページ毎に必ず配置されるオブジェクト類をあらかじめ置いておくことで、作業負荷を軽減することができるということを理解してください(それらのマスターページを順に並べていくというイメージです)。 そし

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    batti-8 2021/07/31
  • フレームグリッドとのズレを解消するもひとつの方法 - なんでやねんDTP・新館

    InDesignの「フレームグリッド」で作業していると、グリッドからテキストがズレて2行分になってしまって困ってしまうことが度々起こりますね(これが初心者さんがフレームグリッドを嫌うというか、避ける理由のひとつでもあると思っていたりもしますが…)。 その原因は主にグリッド設定より大きな文字が入る場合で、よく遭遇する例としては、フレームグリッドの1行目にグリッド設定より大きな文字が入るとズレて2行取りのようになりますし、フレームの最終行に入ると1行分のアキが発生し、さらに次のフレームの先頭が2行取りになってしまうというようなことがあります。 その回避方法として、手っ取り早いのは「1行取り」とする方法があります。まあ、これが一般的に行われていることでしょう。 でも、もひとつ方法がありますが、これが意外と知られていないようですし、案外簡単な方法ですので紹介しておこうと思います。 大きくしたい理由

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    batti-8 2021/05/13
  • 写研の記号文字盤_説明書き - なんでやねんDTP・新館

    写研の記号文字盤の説明部分 ※twitter上で話題の端っこに出てきたので……ついでにココにも。 『写研文字盤見帳 No.21 特殊』(1988, 改訂23版1刷)より メインプレート上にも括弧類など基的なモノは収容されていたが、3分数字など特殊な記号類はサブプレート2枚に収容されていた*1。上の画像はLM(石井細明朝体)の例だが、下部に注記してあるように、書体により配列が異なっており、収容字種にも差があった。 以下の画像、左:DNAG(ゴナD)、右:SHM(秀英明朝体)*2 *1:小さく添えられている数字は全角(1em)の16分の幾つかをあらわしたモノ。中央上部に4分のパーレンが見える……私には使用経験はないが *2:SHMの従属欧文は評判が悪かった

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    batti-8 2021/05/13
  • InDesignの線種のカスタマイズ - なんでやねんDTP・新館

    ついでなので、線種のカスタマイズについて…… InDesignではカスタムの線種を作成することができます。 先日のブログの最後の例「点線」の部分に追記したように、「点線」をカスタマイズしたところで、段落境界線や打ち消し線・下線にまで適用することは不可能ですので、必要ならカスタムの線種を作成する必要があります。 ここでは(私の理解の範囲で)ごく簡単に説明しておきますので、詳しくは家AdobeさんのHelpをご参照ください*1。→ 参照ページ カスタムの罫線を作成するには、「線パネル」のメニューから「線種…」を選択し、現れる「線種パネル」で、「新規…」をクリックします。 新たに現れる「新規線種」パネルで、名前を付けて種類を選択して編集し、「追加」して「終了」→戻った「線種」パネルで「OK」とすると線種の選択肢に追加されます。もちろん、後から編集し直すことも可能ですし、複製して編集しバリエーシ

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    batti-8 2018/10/24
  • InDesignのスマートガイドの表示… - なんでやねんDTP・新館

    InDesignの「スマートガイド」について、ちょっと疑問に思っていたことがありました。 それは、ガイドの表示されるドキュメントと表示されないドキュメントがあるということで、表示されるのは外部から支給された月刊の社内報のようなドキュメントで、それをベースに使い回しています。 ※スマートガイドの詳細についてはInDesignの勉強部屋さんの記事をご参照ください。 疑問には思うものの、特に不便を感じることもなく放置していましたが、ヒマに任せて「InDesign スマートガイド」で、ちょっと検索をかけてみました。 結果はご覧の通り、InDesignに限れば特にヒントになる項目はなさそうなのですが、2番目のAdobeさんのIllustratorコミュニティ フォーラムの回答中に…… ヘルプには 注意: 「グリッドにスナップ」がオンの場合は、「スマートガイド」コマンドを選択しても、スマートガイドは使

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    batti-8 2018/06/17
  • Illustratorの文字組みアキ量設定の優先度 - なんでやねんDTP・新館

    ちょっと調べることがあってIllustratorの文字組みアキ量設定を触っていて気付いたことを……。 ※環境は Mac OSX上のIllustrator CS4 まず、Illustratorでは手を加えることの許されない行長調整の優先度を簡単に調べた。 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「行末約物半角」を使用し、禁則調整方式は「追い込み優先」 1行目はベタの状態 2行目以降は行末に読点を追加し半角分のツメが必要な状況をつくり、約物を変更…… この結果から、ツメル場合の優先度は 中点類>読点類>括弧類>句点類 の順であると判断できる。 次に、以下のように半角分の延ばし処理が必要な状況を作成した。 現状は頭揃えの状態 文字組みアキ量設定はデフォルトで用意されている「約物半角」 但し「約物半角」でも何故か中点類は半角とはならない(5行目) それを頭末揃え(ジャスティファイ)に変更する

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    batti-8 2016/04/04
  • タブリーダーに関して… - なんでやねんDTP・新館

    目次などの項目とノンブル間にタブリーダーとして3点リーダーを設定するという記事をよく見かけますが、タブ文字の領域が全角の整数倍に満たない場合には不自然なアキが発生するため、組み上がりの体裁としてはよくありません。 そのような場合にはタブリーダーとして使用するのはピリオドがベターでしょう。 位置はベースラインシフトで調整し(目分量で大丈夫、さらに書体を変えることで大きさを変えたり、トラッキングで間隔を調整したり)、前後の文字とのアキが狭い場合は適当なスペースキャラクタを挿入すればいいでしょう(4行目)。 また、別の方法として「タブ」キャラクタそのものに打ち消し線(句点)を設定する方法もあります。 太さなども自由に設定可能のところが強味です。 しかし、この場合はタブ領域をピッタリと埋めようとするあまり、少しのズレが発生する場合があります(作例でも発生しています)。 あまり気になる程度ではありま

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    batti-8 2015/05/28
  • 「行取り」及び「段落行取り」と「行送りの基準位置」 - なんでやねんDTP・新館

    twitter上での呟きにはじまって、色々な方とのやりとりで気付いたことだが、フレームグリッドつながりで記しておく。 (Mac OS X 10.5.8上のCS3及びCS4で確認) 結論から言ってしまうと、 「行取りや段落行取りを使用する段落の行送りの基準位置は仮想ボディの中央以外に設定すべし」 ということになる。 13Q/行送り22Hのフレームグリッドに以下のような文字組みを作成した(文行送りは自動の13H)。 ※小見出し部分は3行取りの16Q(複数行の場合は行送り20H)。 私の場合はこれが思うような挙動にならず、twitter上で“正直に告白すると「段落行取り」が今ひとつよく判つていない私”と呟いたのだった。 それに応えて、何人かの方は「問題なく出来ている」と仰っていたのだが…… その1・その2 で、なんでやろ? と色々組み合わせを試した結果、「行送りの基準位置」が「仮想ボディの上(

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    batti-8 2015/05/27
  • なんでやねんDTP・新館

    つい先日、とある同人誌向けのWebページで「InDesignでは柱ごとにマスターページを作る」というようなことを書いてあるのを見て、「何をアホなことを…」と愕然としてしまったので…InDesignのマスターページ上でのノンブルと柱の設定方法を簡単に纏めておくことにしました(あくまでも一例として私の処理方法を…もちろん私の理解の範囲内でのこと)。 まず、ページ組版アプリであるInDesignには「マスターページ」の機能があり、その「マスターページ」と呼ばれるページに、文用のフレームグリッドをはじめとして、「ノンブル(ページ番号)」や「柱(版面外に配置されるページを繰る際の目安となる文字列)」などの、ページ毎に必ず配置されるオブジェクト類をあらかじめ置いておくことで、作業負荷を軽減することができるということを理解してください(それらのマスターページを順に並べていくというイメージです)。 そし

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    batti-8 2015/05/18
  • InDesignの「段落」「文字」などのカスタマイズ例 - なんでやねんDTP・新館

    前回の記事で言及したInDesignの「段落」や「文字」の「アプリケーションデフォルト」のカスタマイズに関して、(私の例が参考になるかどうかわからないが…)環境設定も含めて、その手順と運用方法を解説した「InDesignのカスタマイズ例(私の場合)」と題する動画を作成し、YouTubeで公開した(CS6を使用)。 ●InDesignのカスタマイズ例(私の場合) youtu.be InDesignの環境設定やアプリケーションデフォルトのカスタマイズ方法を「私の例」を紹介しながら解説してみました。 環境設定をはじめ、段落・文字などアプリケーションデフォルトとして提供されている設定は必ずしも万能ではありません。逆に好ましくない部分さえあります(勿論私見ですが)。 そんな各種設定を、あらかじめ自分の作業環境(形態あるいは好み)に合わせてカスタマイズしておくことで、後の作業をスムースに行うことができ

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    batti-8 2015/05/03
  • 「行送りの基準位置」と「グリッド揃え」_再考 - なんでやねんDTP・新館

    InDesignには「行送りの基準位置」「文字揃え」「グリッド揃え」という設定項目があるが、その各項目の意味するモノ及びその関連について知らずして思い通りの組版は望めない。 当ブログでは、以前にも何回か取り上げたことだが、重要なことなのでアプローチを変えて再び記しておく。 まず、「行送りの基準位置」を判りやすく説明するために、「文字サイズ=20Q/行送り=20H(ベタ)」で下のようなテキストフレーム内の文字組み用意した。 この2行目を15Q、3行目を10Qに変更してみると…… ご覧のように「行送りの基準位置」の設定によって、文字の位置は大きく違いが出来る。 しかし、一見すれば判るように何も難しく考える必要はなく、「行送りの基準位置」の設定を 「仮想ボディの上(右)」とした場合は、当該行の下(左)に「文字サイズと行送りとの差」がアキとして発生し、 「仮想ボディの下(左)」とした場合は、当該行

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    batti-8 2014/10/05
  • 箇条書きなどの冒頭の中黒 - なんでやねんDTP・新館

    twitterのフォロワーからご質問があったので、DMでお応えし、twitterにも流しておいたのだが、記事にしておく。 箇条書きなどの段落冒頭に中黒を利用している例をみかけるが、InDesignの「文字組みアキ量設定」では中点類の段落先頭は(基的には)「アキなし(0%)」に設定されており、Illustratorでは「アキなし(0%)固定」というのが実状で、中黒が段落冒頭に位置する場合は前に四分アキを挿入してやらないと全角ドリにならない*1。 このような場合、私はビュレット(U+2022)の等幅全角字形(CID12256)を使用している。中黒よりは少し大きいが、文中の中黒との差別化に繫がり、却ってこの方が都合がよい。 上の画像は中黒を選択した状態での字形パレットの表示(InDesign上でUnicode順)*2 これは何もtips的な使い方ではなく、ウィキペディアでは「ビュレット(記号)

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    batti-8 2012/05/15
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