東京・霞が関の海上保安庁広報室には、ビデオ映像の流出が明らかになった5日、映像を見た国民からの意見や問い合わせの電話が、約100件相次いだ。 同室によると、同日午後7時過ぎまでの間、「仮に流出させたのが海保の関係者であっても処分はしないでほしい」「犯人捜しはしないで」といった意見が計83件に及んだという。一方、情報管理の甘さを批判するものは計14件で、「これまでなぜ映像を公表しなかったのか」などという質問の電話も数件あった。 同庁では「事件やビデオの内容への国民の関心は改めて高いと感じた」としている。 また、同庁のメールアドレスには同日午前0時30分頃、流出を通報するメールが送信されていたという。