ポスティング・システム(入札制度)で独占交渉権を獲得したアスレチックスとの交渉が決裂し、来季も楽天に残留することになった岩隈久志投手(29)が22日、仙台市内の球団事務所に姿を見せ、困惑の表情を浮かべた。交渉期間を2週間も残しての破談は異例。岩隈側は金銭面での隔たり以上に、一方的に交渉を打ち切ったア軍の対応に不満を漏らした。一部では他球団に獲られないための妨害工作との憶測も広がっている。 自らの力の及ばないところで、来季のメジャー挑戦が断たれた。代理人の団野村氏とア軍側の交渉が決裂。この日、Kスタ宮城でトレーニングを行った岩隈は「自分が交渉に入っているわけではないので何とも言えません。ビジネスのことは代理人に任せている。時期が来て話せればいいと思う」と戸惑いを見せた。 交渉決裂の理由は金銭面の隔たり以上に、ア軍の交渉姿勢にあった。団野村氏が短文投稿サイト「ツイッター」で明かしたところに