ロシア極東のサハリンでは、トドが生息している場所の環境を美化しようと、地元の住民たちが海岸の清掃を行いました。 海岸の清掃は、トドが生息している場所の環境を美化しようと、11日に地元の住民たちが行ったもので、およそ300人が参加しました。参加した人たちは海岸に流れ着いた木の枝やペットボトル、それに車のタイヤなどを拾い、600袋以上のごみが集められたということです。 近くの沿岸では去年11月にタンカーが座礁して油が漏れ出し、トドの生息にも影響を与えかねない事態が起きたことで、地元の人たちの環境への意識が高まっているということです。参加した24歳の女性は「トドなどがこれからも生息できるよう、海の環境を守っていきたいです」と話していました。 トドの群れは来月ごろまでこの地にとどまり、その後は魚を求めてさらに北上するということです。