GEPR 42円の太陽光買取価格、巨額の経済負担の懸念—補助金の拡大、電力系統見直しコスト…経済を壊す政策がなぜ? / 記事一覧 (編集部より)アゴラ研究所の運営するエネルギー研究機関GEPRのコラムを提供します。GEPR協力のエネルギー政策の専門家による意見の表明です。(記事GEPR版) 補助金で将来太陽光価格は下がるのか? 本年7月に始まる再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度(FIT)の詳細を検討してきた経済産業省の「調達価格等算定委員会」(委員長=植田和弘京都大学教授)は、太陽光発電の買い取り価格を42円/kWhとする案を提示した。 この案が認められれば、電力各社は7月以降、太陽光により発電された電気をkWhあたり42円で買い取ることになる。FITにおいては、各電力会社は再生可能エネルギーの買取に要した費用を電気料金に上乗せできるため、今後、電気料金はさらに高くなる可能性が