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ブックマーク / ta26.hatenablog.com (7)

  • 20年以上前にすでに指摘されていた現代日本の構造問題 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■再び注目される山七平氏 自分自身のブログでも何度も取り上げて来た、いわゆる『空気』の問題は、著書『空気の研究』*1で一世を風靡した評論家の故山七平氏の名前と共に、近年様々の人が取り上げ、いつのまにか生前の山氏を知らない世代の間にさえその名が出るようになってきた印象がある。氏は、私があらためて述べるまでもなく、日の社会、日人の行動様式等を、『空気』を始めとした独自の概念ツールを使って分析し、わかりやすい著述や講演でその成果を披露してきた大家である。すべてが混乱の極みにある今の日にあって、日人が従来頼りにしてきた外来の思想は、マルクス経済学はもとより、近代経済学も、フランス現代思想も、民主主義も、もはや今日を生きる上での指針にはならなくなってしまった。そんな中、あらためて自らを振り返り、『日とは、日人とは何なのか』と自問する人は増えて来ているし、そのような人たちが山氏の研

    20年以上前にすでに指摘されていた現代日本の構造問題 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
    bbquenny
    bbquenny 2011/10/17
    本棚にある山本七平の著作を読み返してみようかな
  • 節電を機に見直してみるべきこれからの日本の社会像 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■もう梅雨入り? 大変驚いたことに、関東地方が早々と梅雨入りした。平年より12日、昨年より17日も早く、記録が残る1951年以降2番目に早いという。そうかと思うと、今度は巨大な台風が北上中だという。異常気象にはもはやさほど驚かなくなっていたつもりだが、あらためて当に何が起こるかわからないと思う。つい先日、今年は猛烈な暑さだった昨年のようなことはなかろうとの予報が出て胸をなで下ろしていたところだったが、どうなることやら。節電が課題の今年は例年以上に夏の暑さが気になるところだが、昨年並みということもありうることを想定しておいたほうがよさそうだ。 ■当面電力は節約すべきもの 発電量という点では、全体の7〜8%程度を占める水力発電も、水が不足すると想定能力どおり稼働しない可能性があるという意味で、不確実と言わざるを得ない。私は原子力は暫時縮小するのが賢明という立場ではあるが、全部直ちに止めるべき

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  • 大人の成功体験にも反応しない若者/価値を問い思想を語ろう - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■徳大寺有恒氏の秘策 昨年の12月27日の日付にて、「間違いだらけのクルマ選び」等の著作でも知られる自動車評論家の徳大寺有恒氏(70歳)へのインタビュー記事が出ていた。それは「若者のクルマ離れ」が進む最近の日市場においてクルマ離れを止める秘策は、若者を振り向かせるような、女の子にモテそうなクルマを開発すること、という趣旨の内容なのだが、それを読んで何とも鼻白む気持ちになった。徳大寺氏の発言の意図は、私自身自動車産業の全盛期に内側に身を置いた一人として十分に理解できる。実際、今の日の自動車市場には、クルマから離れていない私の世代でさえこれと言って買いたくなるような魅力的なクルマがない。だが、IT産業に転身して、若者の市場やカルチャーをそれなりに分析してきた立場から言えば、このメッセージは今の若者には到底届かないだろうと感じざるをえなかった。 痛いニュース(ノ∀`) : 自動車評論家・徳大

  • 『デフレの正体』を読んで個別企業の方針について考える - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■自分にも先入観があったかもしれない かなり遅ればせながら、日政策投資銀行の藻谷浩介氏の『デフレの正体』を拝読した。 デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21) 作者: 藻谷 浩介出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/06/10メディア: 新書購入: 27人 クリック: 368回この商品を含むブログ (208件) を見る このが非常に評判が良くて売れていることは知っていたが、どういうわけかなかなか実際に読んでみようと言う気になれないでいた。心のどこかで読まないでもすでに知っているという思い上がりにも似た気持ちがあったかもしれない。確かに知っている事もあった。2008年4月に、私も『人口統計』を見て、今後の企業の方針について述べたことがあるくらいだ。 確実な将来を知るためにできること - 風観羽 情報空間を羽のように舞い質を

  • 「日本のソフトウェアが世界で通用しない原因」を突き詰めることの重要性 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■ 法則として括るのが難しい「失敗」 前回のエントリーで、私は自分の周辺に見る企業の失敗の法則を「ビジョナリー・カンパニー3」をかりて注釈をつけるような読み方をしつつ語ってみた。書でも書かれてあったが、数多くの事例の中から法則性を括り出す作業は、成功法則より失敗法則のほうが困難になりがちだ。成功の方は、比較的その理由が集約される傾向があるが、失敗のほうは、失敗の数ほどその原因があるように見える。実際、世に数多ある「企業の失敗の分析」については、当に法則としての普遍性や、真の原因に辿り着いたことが納得できるものにはなかなかお目にかかれない。 ■ まだ痒い所に手が届かない その典型例は、いわゆる「ソニーの失敗の研究」だろう。元社員や関係者の方々が失敗の原因につき厳しい語り口で分析した書籍は随分沢山出ている。それぞれ非常に興味深い観点を提供していただいていて、それなりに興味深く読めるものも多

    「日本のソフトウェアが世界で通用しない原因」を突き詰めることの重要性 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る
  • 経済より文化の話が重要な時代 - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■とても面白かった『朝まで生テレビ』 7月23日深夜に放映された『朝まで生テレビ〜若者不幸社会〜』を録画しておいて、今週初めから観ているのだが、事前の予想を超えて非常に面白かった。基的に、このような討論番組によるバトルは嫌いではないから、全部というわけにはいかないまでも、比較的昔から観ているが、最近の中では一番面白かった。ただ、何が面白かったのか、まとめようとすると、中々微妙というか、表現しにくくて筆が進まない。 ■素晴らしいブログによるまとめ そうこうしている間に、幾つかブログ記事もあがって来たので読んでいると、その中に、ものすごく素晴らしいエントリーがあって舌をまいた。私が感じていたことが、細部に至るまで見事に表現されている。私も過去、セミナーや講演会、あるいは討論会等を題材にして、ブログは書いて来たし、筆が早い方とは言えないから、他の人が沢山書いた後から、ボチボチ書き始めるようなこ

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  • 経済と自由/苛立つ大人たち - 風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る

    ■現実路線の管新政権 民主党の鳩山政権が倒れて、管政権が誕生し、新しいマニフェストが出て来た。巷間言われている通り、賛否はあるかもしれないが、非常に現実的で、成長戦略もそれなりに語られている。少なくとも、鳩山政権の時のような根拠のない理想を語るようなところはあまり感じられない。選挙前だが、消費税の増税についても言及されている。具体的な内容に踏み込むと、様々な問題が見えて来るが、それでも、もはや夢や理想を語っている場合ではない、という切迫感は伝わって来る。 ■日は窮地にいる 日は相当な窮地に追いつめられている、という認識はどこまで共有されているのか。政治ももちろんそうだが、企業の現場にいても、自分の感じている危機感がどうしても共有されているようには思えない、そういうもどかしさを感じることが最近当に多くなった。そういう苛立ちもあって、つい危機感のない人達ちにキツいことを言ってしまうことも

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