日本の労働環境を揶揄した「ニートの海外就職日記」が相変わらず面白い。 そこで、今日は米国ではレイバー・デーだし 日米両方で働いたことがある人間として 日本の労働時間がなぜ長いかということに関して いくつか理由を考えてみよう。 1.スキルに対する考え方の違い スタッフレベルの労働生産性に関して 日本の生産性が低い一番の理由は スキルに対する考え方の違いであると思う。 日本企業では業務に必要なスキルは従業員が業務時間を使って習得する 傾向にあるが、米国企業では各社員のスキルを所与と仮定して 遂行能力のある人材に仕事を振る傾向にある。 例えば、比較的大きな企業で社長が売り上げの季節性や構造変化を 統計的に分析せよと部下に命じたとしよう。 伝統的な日本企業であれば、総務部の社員がちょっと本やネットで 統計のことを調べ、統計ソフトの使い方を何とか理解し (分からなければExcelでも使って)分析して
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