全国の大学関係者から「大学が壊れてしまった」と嘆く声が聞こえてくる。大学の根幹である教育と研究、大学の自治、コンプライアンスなどが危機に瀕しているのだ。いま、大学で何が起こっているのか――。『ルポ 大学崩壊』(ちくま新書)より、京都大学で起きている異変についてお伝えする。 大学が学生45人を訴える 京都大学は、難関大学として東京大学と並ぶ存在だ。一般的には、より自由な学風を持っているのが京都大学と思われているのではないだろうか。確かに、基本理念にも「創立以来築いてきた自由の学風を継承し、発展」させることを掲げている。 しかし、2010年代後半からの京都大学は、この学風が「変質した」との声が内部から聞こえてくる。なぜなら、大学が学生から自由を奪い、強権的に管理する事態が、他の大学にも増して頻繁に起きているからだ。 その一つが、大学の吉田南キャンパス内に建つ学生寮、吉田寮の問題だ。 2022年
衆院本会議で言葉を交わす自民党安倍派の萩生田光一政調会長(左)と高木毅国対委員長(右)。奥中央は同派の松野博一官房長官=国会内で2023年2月9日午後1時1分、竹内幹撮影 自民党最大派閥の安倍派(96人)の萩生田光一政調会長が、安倍晋三元首相の一周忌にあたる7月をめどに新会長を選出すべきだとの考えを示し、派内がざわついている。萩生田氏が「ポスト安倍」に名乗りを上げる腹を固めたのでは、との見方が出ており、集団指導体制を敷いてきた同派の均衡が崩れる可能性がある。 「一周忌をめどに、しかるべきリーダーを立て、足らざるところがあれば支えていく体制でやっていきたい」。萩生田氏は1月31日のインターネット番組でこう述べた。安倍氏の急死後の派を預かってきた塩谷立会長代理が新会長選出の「動きは今のところない」と発言し、集団指導体制を当面継続する考えを公言してからわずか5日後のことだった。 萩生田氏はネット
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