財務省は28日、健康保険などの公的医療保険で、会社員などに扶養される専業主婦(夫)や子、親ら家族が保険料を支払わなくても給付を受けられる「被扶養者制度」の見直しを提起した。核家族や共働き世帯が増え、負担と給付の不公平感が生じているなどとして、世帯単位を基本とする社会保険制度について「個人単位化が求められる」と是正の検討を促した。 28日に開かれた有識者らでつくる財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会で明らかにした。 専業主婦が保険料を納めずに年金を受け取る「第3号被保険者制度」について、与党が縮小する方向で検討しているため、財務省は併せて公的医療保険の被扶養者制度の見直しも必要との認識を示した。被扶養者がいる世帯は、今後の議論次第で負担が増える可能性もある。 被扶養者がいる公的医療保険は、中小企業の社員らが加入する「全国健康保険協会(協会けんぽ)」、大企業向けの「健康保険組合」、公務
ラグビー・リーグワンで来季から導入される新たなカテゴリー制度に対して、独占禁止法に違反するとして海外出身で日本国籍を取得した選手らが公正取引委員会に申告した問題について、神戸の選手たちが23日、練習後に取材に応じた。 26~27年シーズンから適用される新規定では、日本で義務教育期間の6年以上を過ごすなどの条件を満たさなければ、海外出身選手はこれまでより出場に制限がある登録区分となる。日本出身選手の出場機会を増やす新たな選手登録規定に対して20日、独占禁止法に違反するとして海外出身で日本国籍を取得した選手らが公正取引委員会に申告した。 申告者には日本代表として2019年のワールドカップ(W杯)で初の8強入りに貢献したラファエレ・ティモシー(34=神戸)や中島イシレリ(36=神戸)、具智元(31=神戸)が名を連ねており、その3人が取材に応じた。 ラファエレ「新しいルールが採用されることになって
転覆後、海上保安庁により辺野古漁港に運ばれた2隻=沖縄県名護市で2026年3月16日午後1時25分、喜屋武真之介撮影 学びの場での痛ましい事故を繰り返してはならない。安全管理の問題点の究明が必要だ。 沖縄県名護市辺野古沖で3月、修学旅行中の同志社国際高の生徒ら計21人が乗った小型船2隻が転覆し、当時2年生の女子生徒と船長の2人が死亡した。 死亡した船長が乗っていた船に続き、もう1隻がほぼ同じ場所で転覆した。大波を受けたことが原因とみられる。亡くなった生徒は後続の船に乗っていた。 平和学習の一環として、米軍普天間飛行場の移設工事現場を海上から見学中だった。 事故から1カ月が経過し、さまざまな問題が浮上している。 船の運航団体は海上運送法に基づく事業登録をしていなかった。小型船で人を運ぶ場合は有償無償を問わず登録が必要だ。同時に安全管理規定の策定や保険への加入などが義務づけられている。海上保安
ラオスでの児童買春について、在ラオス日本大使館が昨年6月に異例の警告をした後も、児童買春に関連してラオスや日本国内で日本人男性が逮捕されるケースが相次いでいる。内陸国ラオスは東南アジアでは経済発展が遅れ、貧困が理由の人身取引がなくならない。外務省は児童買春をしないよう日本人に強く注意喚起している。 ラオス当局は昨年12月8日、古都ルアンプラバンで50代の日本人男性を児童強姦(ごうかん)容疑で拘束し、今年1月に在ラオス日本大使館に通知した。男性は現在も拘束されている。 日本政府関係者によると、ラオス刑法では、いかなる経緯であれ、12歳以下の児童との性交は10~15年の懲役または罰金が科される「児童強姦」などの罪に問われる可能性がある。現地報道によると、男性はホテルの一室に12~16歳の少女3人と滞在し、3人を買春した疑いがある。 国内でも逮捕事例は続く。昨年8月、愛知県警はラオスで18歳未満
記者会見に臨む(左から)相嶋静夫さんの次男と長男、高野隆弁護団長=東京都千代田区で2026年4月6日、西夏生撮影 警視庁による捏造捜査の末、がんを患いながら保釈を認められず、勾留中に亡くなった大川原化工機元顧問・相嶋静夫さん。その遺族が、保釈を却下し続けるなどした裁判官37人の法的責任を問う国家賠償請求訴訟に踏み切った。「人質司法」を追認し続けた司法の不作為を問う歴史的な裁判となる。(ジャーナリスト・粟野仁雄/サンデー毎日4月26日号掲載) 裁判官の判断は、どのようなものでも神聖不可侵なのか―。この問いに一石を投じ、裁判官の違法性を問う異例の国家賠償請求が提訴された。 4月6日、警視庁の捏造(ねつぞう)捜査で逮捕、長期勾留され、再三の保釈請求を裁判所に却下されて2021年2月7日に病死した大川原化工機(横浜市)の元顧問、相嶋静夫さん(享年72)の妻(77)と長男(52)、次男(49)が「父
日本商工会議所の小林健会頭は2日の記者会見で、ホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴い、原油の需要抑制策が必要かを問われ「やがては国民に節約をお願いする局面は来ると思う」と述べた。その上で「国民に危機感を持ってもらう時期がどれぐらいなのか、政府ももちろん考えているだろうし、我々経済界への相談があると思う」などと話し、政府から需要抑制を依頼された場合、協力する考えを示した。 また、トランプ米大統領がイランへの攻撃について「最後までやり遂げる」などと発言した1日(日本時間2日)の演説について、小林氏は日経平均株価が下落したことに触れながら「市場の信頼回復に失敗した。ホルムズ海峡はどうなるか分からないという状況だ」と語り、事態が長期化することを懸念した。【古川宗】
最高裁に向かう北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(中央)=東京都千代田区で2026年3月27日午後2時半、手塚耕一郎撮影 猟銃でヒグマを駆除したところ、「民家に向けた危険な発砲」として猟銃所持の許可を取り消された北海道砂川市のハンターが、道に処分の撤回を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は27日、道の処分を違法として、ハンターに猟銃の所持を認める判決を言い渡した。道の処分を適法としていた2審判決は破棄した。ハンター側の逆転勝訴が確定した。 クマに対する発砲を巡り、都道府県の公安委員会による猟銃許可の取り消しの妥当性について、最高裁が判決を言い渡すのは初めて。クマによる人身被害が全国的に急増して社会問題化する中、自治体から要請を受けて駆除の実務を担う猟友会の公益性を重視する結果となった。 1、2審判決によると、原告の道猟友会砂川支部長の池上治男さん(77)は2018年8
松本洋平文部科学相は12日の衆院予算委員会で、週刊文春に既婚女性との不倫関係を報じられたことについて「支援者、家族、関係する皆様方に大変申し訳なく思っている。反省し、厳しい声を受け止めている」と事実関係をおおむね認め、陳謝した。その上で「信頼を回復できるようこれからも全力で職責を果たしたい」と述べ、辞任しない考えを示した。 高市早苗首相は「文部科学行政のスペシャリストとして就任をお願いした。仕事で返してほしい」と語り、続投を容認する考えを示した。 中道改革連合の早稲田夕季氏への答弁。松本氏は女性を東京・永田町の衆院議員会館に「案内し、意見交換した」ことがあるとも語った。女性との関係は「過去の話」だとし、妻への謝罪を経て「既に家族間では整理がついている」とした。 松本氏を巡っては、週刊文春電子版が11日、昨年10月の文科相就任以前に既婚女性と不倫関係にあり、衆院議員会館の自身の事務所に招き入
米イスラエル両国によるイランへの軍事作戦に絡み、事実上の封鎖状態が続く原油輸送の要衝ホルムズ海峡について、トランプ米大統領が「船舶は安全に航行できる」とのアピールを強めている。 イランが機雷を敷設したとの米メディアの報道を否定するほか、「(船員は)根性見せろ」などと航行を促す発言をしたと報じられている。トランプ氏は原油価格の急騰に神経をとがらせているとみられ、同海峡を航行するリスクの否定に躍起になっている。 トランプ氏は11日、記者団に「機雷はないと思う」と主張し、海峡の利用を促した。10日も自身のソーシャルメディアに、機雷が敷設されたとの「報告はない」と投稿していた。 また、米FOXニュースの9日の報道によると、トランプ氏は番組の司会者に対し「船はホルムズ海峡を通過し、根性を見せる(Show Some Guts)べきだ。恐れることは何もない。彼ら(イラン)に海軍はない。我々はすべての艦船
「殺」「刺」「死」「盗」――。どれも日常で見聞きするとドキッとする言葉だが、野球用語として一般的に用いられている。 「スポーツの現場にふさわしいのか」。そんな野球部員の素朴な疑問を出発点に、名取北(宮城県名取市)は野球用語に向き合っている。 部員同士の会話がきっかけ 「なんで『刺せ』『殺せ』なんだろうな」。昨春の部員同士の会話がきっかけだった。 打者や走者をアウトにする時の言葉だが、仲間とその話をした丸山諒大主将(2年)は「実際に試合で言ったことも、聞いたこともある。日常生活で使わない言葉なのにプレー中に使用していいのか、ふと疑問に思った」と振り返る。 それを聞いた榊良輔・野球部長(37)も「当たり前に使ってきたが、自分も思うところがあり共感した」と話す。 主体的に課題を見つけて解決する力を養う授業「総合的な探究の時間」を担当する榊部長は、そこで深掘りしてみるよう丸山主将らを後押しした。部
イランの首都テヘランで「政治犯」らが収容されているエビン刑務所について、ロイター通信は3日、収容者の話として、この刑務所の近くでも米軍やイスラエル軍によるとみられる爆撃が相次ぎ、建物の一部に被害が出ていると報じた。この刑務所には、NHKのテヘラン支局長も収容されているとみられる。 米軍などは2月28日にイランへの攻撃を始め、テヘランでも激しい空爆を続けている。 ロイターによると、エビン刑務所では、爆発の衝撃で収容棟の窓や天井に穴が開いた。家族との連絡は固定電話による短い通話に限られ、収容者が列を作っているという。 刑務所内の売店はまだオープンしているが、食料や水が不足するとの懸念も高まっていると伝えている。 イランでは1月、日本人1人が当局に拘束された。米メディアなどは、拘束されたのはNHKのテヘラン支局長で、今回の戦闘が始まる直前の2月23日にエビン刑務所に移送されたと報じられている。【
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