東京・六本木で初めてとなる歌舞伎の公演「六本木歌舞伎」が3日夜開かれ、江戸の町に現れた宇宙人との戦いというユニークな設定の舞台が披露されました。 「六本木歌舞伎」は、これまで歌舞伎の舞台を見たことのない若い世代や、海外から訪れた人たちにも歌舞伎の魅力に触れてもらおうと、初めて東京・六本木の劇場で開かれました。 演目は、人気脚本家の宮藤官九郎さんが書き下ろし、映画監督の三池崇史さんが初めて歌舞伎の演出を手がけた新作「地球投五郎宇宙荒事」です。 物語は、江戸の町に宇宙船と共に現れた宇宙人と、江戸の町を守るために立ち上がった男が戦いを繰り広げるというユニークな設定で、主役を演じる市川海老蔵さんが「荒事」と呼ばれる荒々しく豪快な演技を披露し、見得を切ると客席から「成田屋」という威勢のいいかけ声が上がっていました。また、宇宙人にふんした中村獅童さんが宇宙船から降りてくる場面では、大きな刀を振り回し、