ああ、これはエンタメだ。 汚れたモノを洗う機械なのだから、中は見えないようにする。ハイアールアジアはそんな従来の洗濯機の常識を覆そうとしています。戦略発表会「Haier Asia Innovation Trip!2015」で参考出品されたのは、見ての通りスケルトンなドラムとエンクロージャーを持つ洗濯機です。 現在ハイアールアジアの代表取締役社長兼CEOを務める伊藤嘉明さんは、日本コカ・コーラ→デル→レノボ→アディダス→ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントといった場で活躍してから、ハイアールアジアのトップとして起用された経歴の持ち主。いわゆるモノ作りの現場で育った方ではありません。 その彼がハイアールの洗濯機開発者と話したときに、以下のような対話があったとか。 「洗濯機のなか、見られたら面白くないですか?」 「えー、汚れているもの洗う機械ですよ?」 「でも面白くない?」 というわけで、い