フィリピンの首都マニラ(Manila)南方ラグナ(Laguna)州ピラ(Pila)の水田で農薬を散布する農業従事者(2008年4月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/RAYMOND PANALIGAN 【8月20日 AFP】複数の国で広く普及している「より安全な農薬」が含有する化合物「ヨウ化メチル(CH3I)」に、自然界で水銀と反応して有毒化学物質を生成する可能性があるとの研究論文が、19日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 論文によると、有毒性を持つとして規制の対象となった臭化メチルの代替化合物であるヨウ化メチルには、有毒化学物質を生成して人間と野生生物の双方に脅威を及ぼす恐れがあるという。 論文を発表した米国と中国の国際研究チームによると、「環境への影響がまだ十分に明らかになっていないにもかかわらず」、複数の国ではヨ