一般的にユーザがファイルを圧縮ファイルを作成する際は、便宜上、複数のファイルを1つのファイルにひとまとめにするか、または単に格納スペースに保存します。しかし、「TrendLabs(トレンドラボ)」は、パスワード保護された圧縮形式の圧縮ファイル内にさえ自身のコピーを作成するワームを確認しました。 トレンドラボは、特定の WinRAR のコマンドライン(図1参照)を利用して感染活動を行うワームの検体を入手。このワームは、トレンドマイクロの製品では、「WORM_PIZZER.A」として検出されます。コマンドが実行されると、このワームは、特に ZIP や RAR、RAR の 自己解凍型ファイル(拡張子SFX)などといった圧縮されたファイルの中に自身のコピーを作成することが可能になります。しかしこのワームは、圧縮ファイルからパスワードを取得することはありません。このコマンドラインは、通常のものであり