うちの小屋の周りのあちらこちら 今年も白い百合が咲き始めた。 野原 畦道 道端 農家の家の庭 ポツリポツリ あるいは群生して。 素朴な白い百合 細い緑の茎と葉っぱの上に 重そうに下を向いている。 小屋の周りに色々な野の花が咲く。 開花を待ち望む花の一つが この白い百合だ。 今日も湿度の多い しんどい1日だった。 夕暮れが 少しずつ早まって 寂しさを感じさせる。 夏の終わりの始まりだと思う。
こんばんは。今日はこちらの本読み終えたので、感想を書いていきます。 正直坂本龍一さんのことは、著名な音楽家で今年亡くなった、ということくらいしか知らなかった。本屋で見かけた時に、表紙が綺麗だなと思い読んでみた。 結果大正解。とても面白かった。 内容は、幼少期から2009年頃までをざっくりと振り返ったものになっている。読んでてまず思ったのは、ものの伝え方が上手だなということ。 自分は音楽の知識皆無だし、昭和はまだ生まれてないからその時代の雰囲気を知らない。それでも、すらすらと読めた。「表現」という意味では、音楽も言語も一緒なのだろう。そんな話も冒頭に登場する。 表現というのは結局、他者が理解できる形、他者と共有できるような形でないと成立しないものです。だからどうしても、抽象化というか、共同化というか、そういう過程が必要になる。すると、個的な体験、痛みや喜びは抜け落ちていかざるを得ない。そこに
こんばんは。今日は仕事終わりにメンタルクリニック寄った。夜まで活動して疲れたな。非常に眠い。 そのまま寝ちゃおうと思ったが、とりあえずブログを書き始める。別に毎日更新にこだわっているつもりはないんだけど、なんか書いとかないとモヤモヤする。 この気持ちは何だろうか。たぶんブログ書き終わった後のスッキリする感覚、達成感を味わいたいのかな。 一応書くときは、「その日考えたこと」をテーマにしている。出来事よりは考えたこと中心。そうすれば、何かしら書く話題は見つかる。人間何も行動できなかった日でも、何も考えず過ごすなんてことは不可能だからね。 そして、考えたことを深ぼっていくと、自分は何者であり、日々何を考え、何を望み、どこに向かおうとしているのかがなんとなく見えてくる。 ここらへんの話は、こちらの本がめちゃくちゃ参考になった。 さみしい夜にはペンを持て (一般書) 作者:古賀 史健 ポプラ社 Am
昨日も今日も 目に染みるほどの青い空だ。 昼間の道路のデジタル温度計は 37度で 夕方になると 27度になった。 午後3時過ぎまで 汗と空気の息苦しさで ぼんやりと過ごす日々。 村のどこのキャンプ場も 隙間ないほどのテント群で 難民キャンプの様相。 うちの裏の川にも テントを張る人もいる。 去年に比べて 明らかに川遊びの人が増えた。 夕方の ひぐらしの鳴き声を聴き ほっとする毎日だ。 林芙美子「下駄で歩いた巴里」の中の章。 『芙美子の乗った三等列車はモスコーを出発。 部屋には 婆さんと中年の男が二人。 三等列車は毛布も借りられず スチームもないので まるで 破れるように体が冷える。 上の段の男がオーヴァを脱いで 裾にかけてくれた。 婆さんに そのオーヴァをそっと投げてやると 喜んでそれをかけて 横になった。 翌朝 芙美子は 歯の砕けそうな冷たい林檎を 駅で買い それを食事とした。 上の段の
日差しはそれほどきつくないが、毎日蒸す。 ついつい水分を摂りすぎて、トイレに行ってばっかりだ。 「君たちはどう生きるか」を見てきた。 近所のシネコンで一番大きいスクリーンの座席が、8割がた埋まっていた。 宮崎駿監督の新作としては10年ぶりで、事前の宣伝や告知が一切ないなかで。 内容についてはもちろん、これから見る人の迷惑になるので書かないが、興行も作品自体も、宮崎駿という作家が長年かけて築き上げてきた信頼の上に成立している、そのことに深い尊敬の念を感じないわけにはいかなかった。 何はともあれ新作が出たら観に行くという日本中の人々。何はともあれ声がかかれば、彼の基準を満たす高いクオリティーの仕事を請け負うたくさんの仲間たち。 ちょっとやそっとでは揺るがない、その「信頼」というものの尊さよ。 同時代で彼の作品を見続けることができたことを改めて感謝した時間だった。 感想は後日タイミングがよければ
さて、ここからが今書き残しておきたい考え。 普通の道理で考えて、仕事であれプライベートであれ、良い気を発している場所に自分の身を置いて、互いに親切で善くあろうとする人たちとの関わりを深めていけば、自分の人生は良い影響を受け、上向く。 逆に、悪い気を発している場所で、ケチで不親切な人たちと我慢して一緒にいたなら、自分の性格や人生の質に悪影響を及ぼす。 自明のことであろうと思う。 だから人は、できるだけ健やかな場に身を置き、互いに良い影響を与え合える人と共にあるべきである。 当然、世の中の大多数のまともな人々は、そのようにして自分の人生をデザインしていくのだろうと思う。 でも私はこれまで、なかなかその当然なことをできないできた。 そこが自分にとって良い影響、良い機会を与えてくれるような場所だと察知した途端、なぜかそこから全力ダッシュで逃げ出すか自ら壊しにかかる残念な人生を送ってきた。 良い場所
深夜に怖い様な雨が降った。 こんな雨が続いたら 大変なことになるなと 心配になった。 朝 ドアを開けて表を見ると 強い雨に打たれた鳳仙花の茎が 折れたようにして 土についていた。 天気になれば 又 立ち直るだろう。 傘をさして ブラリと辺りを歩くと 草刈り機で刈られた萱の葉が いい匂いを立てていた。 皮の編み上げ靴の先と ズボンの裾は濡れて いつまでも 乾かなかった。 それからも 雨はずっと降り続け 今もそれは続いている。
「Re:スタートライン」のフライヤー 私よりひと世代上の 当時も今も バイタリティー溢れるアーティスト達の 1963年から1970年まで 毎年開催された 「現代美術の動向」展。 その中から 62組による出品作 関連作 記録写真を 1960年代当時の 美術の現場の「スタートライン」を 検証するのが 今回の展覧会だ。 招待券をもらったので 予定では日曜日2日に行く予定が 夫の都合で 土曜日1日に行ってきた。 力が溢れる 斬新な作品を見てまず感じたのは 好きな事をやる 評論家などの批評など気にしない という 力強い表現力。 古いなんてとんでもない。 今でも 彼らを越して前を行く現代作家が 私の目では見つからない。 THE PLAYの池水慶一さんの講演会も 心に残った。 小雨が降る中を なぜか嬉しい気分で歩き 地下鉄 JR そしてそこから車で山に帰った。 近代美術館のポスター playandik
6月16日 図書館の裏 雨が続いた後は晴れ。 とても美しい日だ。 山の緑は濃くなり 川の流れは穏やかで 空には可愛い声のトンビが舞うなかを 村の診療所に 新型コロナワクチン接種に行った。 10年ほど前に 建て替えられた診療所は 図書館の北側を少し行った所にある。 壁 床は 杉 桧で 天井がなく 太い梁が見える。 新築当時は さぞや良い香りがした事だろう。 美しくて優しい女医さんの他は 看護師さん 事務の人たちは全て地元の女性だ。 ワクチン接種が終わった。 私の好きな図書館の裏の堤を歩こう。 濃い緑の桜の並木が続き そこから 川と比良山系が見渡せる場所。 空が大きく広い。 雲がゆっくりと 長閑に流れる。 半袖のTシャツが気持ちのいい日だった。
6月14日、水曜日。 なんだか、たった3ヶ月ポートランドで 暮らしてみただけで、全ての毒や棘がなくなって しまいました。 不安や焦燥感が身を潜めて、 毎日幸せだなと感じて暮らしています。 どうして20代の時に東京いかなかったんだ とか今すぐ海外に移住したいとか、 こんな仕事がしたいとかすごいって思って もらいたいとか色んなことに手を出したいとか 沢山のことを後悔してメソメソする時間や 他人との比較エトセトラ、 なんにもなくなってしまいました。 とても楽です。 今あるものに満ちることが悪だと思っていた、 不憫な自分がなくなりました。 そうなると、写真も日記もなんだか 要らないような気になってきて、 すごいものだなあと思っています。 現地のポートランダー達はいつも私の話を 聞いてたくさん関わってくれて、 どうやって生きていこう、といつでもいつまでも 話し合ってくれました。 選択肢の幅は500倍
音楽のおすすめプレイリストまとめ はてなブログの今週のお題が「わたしのプレイリスト」だったので、 AIのレコメンドに負けじと紹介してきた音楽たちを、一気に振り返ろうかなと 音楽のおすすめプレイリストまとめ ブライアンイーノの個人的10曲 2021年に心揺さぶられた名曲たち 2022年に心揺さぶられた名曲たち コロナ禍、おうち時間に聴きたい音楽 個人的平成のヒット曲 好きな映画サウンドトラックまとめ ゲイ四人が語る好きな音楽とエピソード ニュースレターで紹介している音楽たち ブライアンイーノの個人的10曲 Brian Enoの名曲を、アンビエントから実験音楽、ポップスまでざっくり10曲紹介してみました。 open.spotify.com www.nejimakiblog.com 2021年に心揺さぶられた名曲たち シマファンク、今年サマソニ東京に来るらしくて本当に羨ましい。 ・2021年に心
プライドマンスの企画 どうも、ねじまきです。 2023年6月はプライド月間。 日本はもちろん、世界各地で LGBTQ+の権利を啓発する活動・イベントが実施されます。 ・・・ということでせっかくのプライドマンスなので、 この6月に5~6本ぐらいは クィアなエッセイやオピニオン記事的なものを ブログで書こうかなと思ってます。 普段はあまり書かない政治的な内容や 身の回りのプライベートな話も、もしかすると触れるかも。 www.nejimakiblog.com セクシュアルマイノリティーの人に読んでもらうのはもちろん嬉しいけれど、 普段LGBTQ+に触れる機会があまりない ストレートの人にこそ読んで欲しいなと思うので、 もし更新通知で目に触れたらスクロールせず、記事を頂ければなと。 こんなテーマで書いてほしい、というのも大募集しますので、 お気軽にメッセージやコメント頂ければ幸いです。 あ、先日に
6月6日 午後5時 雨が降ると 体の芯まで冷え冷えとする。 服はもう初夏の軽さで 半袖と長袖のTシャツの重ね着。 そんな格好に 茶色のウインドブレーカー。 全部ユニクロの 実に地味な自己表現だ。 この装束で「下」まで買い物に出かけた。 霧雨の中の田舎の景色は 田植えの住んだ田んぼ 刈り取りの終わった小麦畑 そこに群がる 黒いカラスと白い鷺。 そして 心まで染まりそうな程の木々の緑。 しっとりとした風景はアジアだなと思う。 スーパーで 蕎麦玉を見て 熱い蕎麦を食べたいなと思い それには かき揚げと葱が欲しい。 沢山の食料品を買い 山に帰る。 そばに熱々の出汁 かき揚げとたっぷりの刻み葱。 卵焼き 小松菜と油揚げを炊いたもの 数日前に炊いた蕗の佃煮風と共に 晩御飯とした。 まだ夜には薪ストーブに薪をくべており ほの暖かい小屋の中で食べた蕎麦は 満足のおいしさだった。
久しぶりに関西の実家に母子3人で帰省していた。 前回の帰省から、近所のホテルに部屋を取って、寝泊りはそちらでするようになって随分と気楽である。もっと早くにそうすれば良かった。 今回の帰省で一番印象深かったのは、16歳の娘氏と実家の人々との関わりだった。 娘氏を見ながら、高校卒業後ダッシュで逃げ出すみたいに実家を後にした頃の自分を久々に思い返した。 てらいなく普段の家でのように話している娘氏に対する、実家の人々の気まずそうだったり、顔見合わせて苦笑いだったり、諭したりしているさま。 ああそうそう、私の子供時代もこういう感じだったよなあ。 このなんとも言えない言葉を受け取ってもらえてない感じ。 同じ日本語を喋っているのにどうしてか言葉が通じない感じ。 私は、彼らは思考することを嫌うのかなと思っていた。 どんな話であれ、単なる感想の先の話に踏み込んだ途端、拒否反応を示されるように感じていたから。
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