「日本が国連安保理の常任理事国にならないのはおかしい」――。フランスのサルコジ大統領が29日、訪問先の米ニューヨーク市内にあるコロンビア大学で演説したことで、中国のインターネットが“炎上”した。2005年に中国で大規模な反日運動が発生した際のきっかけも「常任理事国入り」の問題だったが、今回はフランス批判が多いことが特徴だ。 サルコジ大統領は、日本が常任理事国でない理由を「極めて単純。戦争に負けたから」と述べ、第二次世界大戦終結期に作られた国連安保理の枠組みが、現在の国際情勢にはそぐわないとの見方を示した。同大統領はアフリカや中南米からも、常任理事国が選出されるべきだと主張した。 同記事を報じた中国のニュースサイト「環球網」には、サルコジ大統領とフランスを非難するコメントが、次々に寄せられた。 サルコジ大統領に対しては、あと2年で辞めるのだから、好き勝手なことをいっているとの書き込みが