インターネットに接続された色々なコンピュータの画面を見られる、魔法の鏡を渡されたと想像してほしい。これで、建物のエアコン制御パネルや、薬剤師の在庫情報画面、Windowsプログラマーのコンソール画面、それに学校の管理者の電子メール受信箱や、タッチスクリーン式のトイレ顧客満足度モニタまで、さまざまな画面を見ることができる(残念ながらこれは冗談ではない)。 時間さえあれば、もっと恐ろしいものも見ることができる。例えば、小児科医院の受付にあるデスクトップに 患者の名前、住所、生年月日、両親の電話番号が表示されている画面だ。 これは「開かれた」インターネットの1つの姿だが、ユーザーは決して覗かれる側になりたいとは思わないはずだ。 こういうことは実際にあり得るというだけでなく、現実に起こっている。インターネットに接続されている無作為に選ばれたデスクトップから、何千枚ものスクリーンショットが収集され、