ブックマーク / spqr.hatenablog.com (3)

  • 出版社から出ることで同人誌はどう変わったか? - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    はじめに 『英国メイドの世界』へのAMAZONレビューでいただいた「平易で十全」や「今までにあった家事使用人研究のどの文献よりも読みやすい」と評価していただけたことは、自分にとって響くものでした。同人誌から品質を上げていく際、講談社BOX編集部と共に最もこだわった部分だからです。 読者の方には「読み、感じたことがすべて」です。制作側の意図は評価対象となりませんが、「同人版との違い」「出版社で出すことで得られたこと」を自分として確認する目的で、以下に今回の講談社BOX版で目指した「読みやすさ」を実現するために何をしたかを記します。 『英国メイドの世界』は2つの意味で、私がこれまで多くの研究書を読む中で感じたことや、同人誌を作る中で研鑽したことを踏まえた理想を追求しました。 ・1.日に存在しないでかつ、初心者だった頃の自分が読んで楽しめる ・2.物理的に読みやすく、読んだ内容が頭に残るこ

    出版社から出ることで同人誌はどう変わったか? - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
    bebebe
    bebebe 2010/12/09
    見えにくいプロの仕事
  • 魔王と勇者の物語から受け取ったもの - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    昔読んだ『坂の上の雲』や『竜馬がゆく』で扱う題材がテレビドラマ化される中で、これらの作品は「その刊行当時、自分たちの社会や国を考え直す作品」としての位置づけがあったと思います。確か、ヴェネツィアを扱った塩野七生さんの『海の都の物語』や国家の栄枯盛衰を扱った『ローマ人の物語』も同様で、個人的にはこの界隈の小説が大好きです。 若い人向けの小説、という表現で良いのかわかりませんが、こうした国家や社会について大局的にものを見る小説の中には、『銀河英雄伝説』があります。ただ、相当前の日で作られた作品で、普遍性があるとはいえ、今の時代は映していません。そこで、今の時代に『銀河英雄伝説』的な視点で物を見る、今を生きる世界の視点を相対化する小説ってあるのかなぁ、あったら読みたいと思っていたところに出会ったのが、最近、ウェブで熱くなっている『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』(以下、『まお

    魔王と勇者の物語から受け取ったもの - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
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    bebebe 2010/05/18
  • 同人誌即売会で得られる「創作を続けやすい環境」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    電子書籍について、出版社やプロ漫画家、作家や編集者、ジャーナリストの方による活動や発言が相次いでいます。そんな中で、プロではないアマチュアの延長で表現機会を得て作品の評価・代価を得る可能性について、以前、電子書籍のインフラ普及が「同人活動」に及ぼす影響を考える(2010/02/04)を書きました。 今回は、上記エントリを書いた時に考察を深めたかったものを書いていきます。まず、「表現の場」としての同人活動同人誌即売会への参加)の魅力は何だろう、という点を掘り下げます。一般的に同人活動は商業出版より規制が少なく、誰もが自由に始められる所に魅力があります。 しかし、それはウェブでも同じですし、電子書籍でも同じことは出来ます。それでも、同人イベントは表現の場として優れた点を持ち、創作を続ける上で極めて大きなメリットを与えてくれます。プロとしてべていくのは難しいとしても、趣味として続けながら読者

    同人誌即売会で得られる「創作を続けやすい環境」 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
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    bebebe 2010/04/19
    生身で触れられる魅力
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