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自然をテーマにインスタレーション作品を中心に発表している西山仁氏による作品を展示いたします。今年はギンザ・コマツに「アートスペース」が誕生して20年目の年、今回西山氏はその「20年」を水で表現しました。今回のタイトルである「うたかた」とは、漢字にすると「泡沫」と書きます。泡沫とは、水面に表れる泡のことを意味し、はかなく散っていく様子です。 暑い日ざしの初夏の中、アートスペースに現れる1本の水柱。うたかたは、消えては表れ、循環して水が流れ行きます。目に涼しい作品です。
鷲見和紀郎(1950- )は、ブロンズ、石膏、ワックスといった素材を自在に往還しつつ、一貫して彫刻の可能性を追求してきました。池をのぞむ美術館の中庭を取り囲む半屋外に展示される新作は、重量感をそなえながらも伸びやかな形態のブロンズと、その表面の、粗く、かつ滑らかな陰影を浮かび上がらせる光(蛍光管)という異素材が組み合わされ、相対する要素の積み重なりから生まれる、思いもかけない幅の広がりを感じさせます。中庭の壁をつたい、また壁から立ち上がる、ワックスを用いた現場制作は、覆った向こうのものを感じさせる皮膜のような表面に、刻々とうつろう光をとらえます。 本展では、これら新作に加え、作家自身が選んだ1980年代以降の代表作品9点とドローイングから、その多様な作品世界を紹介します。 鷲見和紀郎アーティストトーク 1月28日(日曜) 午後2時から (ゲスト:松浦寿夫氏) 予約不要 無料(観覧券が必要で
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