6月5日、東京都は政府の健康増進法改正案よりも厳しい受動喫煙防止条例を公表した。慶應義塾大学准教授の中室牧子氏、UCLA助教授の津川友介氏は「都民の方を向いた政治をしている」と評価する一方、「なぜか加熱式たばこには甘い」と指摘する。 両氏は加熱式たばこの有害性を調べた研究が少なく、規制がゆるいのをいいことに、「たばこ産業は日本人で人体実験をしているのでは」と懸念を示している。詳細を聞いた。 ● 加熱式たばこには甘い 東京都の受動喫煙規制 東京都は6月5日に受動喫煙防止条例案を公表した。従業員を雇っている飲食店内を、面積にかかわらず原則禁煙としており、都内の84%の飲食店は屋内禁煙になると推定されている。違反者には罰金(5万円以下の過料)もあり、これは政府の健康増進法改正案よりも厳格な規制だ。 受動喫煙によって周りの人の健康が害されているというエビデンス(科学的根拠)は確立しており、日本では
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