「道をひらく」のオーディオブックカード付き書籍を手に「本を聴くという行為を当たり前にしたい」と語る上田渉会長=東京都文京区本郷3のオトバンクで、錦織祐一撮影 本を「聴いて」みませんか--。書籍をプロが朗読し録音した音声コンテンツ「オーディオブック」が見直されている。おなじみのカセットテープやCDではなく、デジタルコンテンツとしてインターネットで配信され、購入や持ち運びが格段に手軽になったことが背景にある。スマートフォンの普及も追い風となり、通勤電車の中やランニング中、また育児や家事でまとまった読書時間が取れない人たちにも「聴く読書」が浸透中だ。 オーディオブックのネット配信はアマゾンの「Audible(オーディブル)」やアップルの「iTunes(アイチューンズ)」などが手掛けているが、国内最大手は「オトバンク」(東京都文京区)が運営するサイト「FeBe(フィービー)」(https://ww