2010年4月19日のブックマーク (2件)

  • 彼氏彼女の事情 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3

    彼氏と彼女という言葉について「20歳程度の極めて新しい語だ」と述べたところ勘違いじゃないかといわれた。こういうときには知り合いに聞く。高校同期で言語学(?)に詳しいのがいた気がすると。 許可を得て転載。 恋人という意味での、彼氏/彼女という言葉が使われ始めたのは、昭和初期くらいからのようです。より細かくいうと、おそらく昭和五年ころから。 (さっき簡単に当時の小説などのデータベースなどを見てみたら、彼女の恋人の意味の初出は昭和6年だった)また、永井荷風が昭和9年に「(恋人という意味の)彼氏/彼女は昔は使わなかった」と書いている。 「彼氏」という言い方は昭和初年に徳川夢声が作った造語で、最初は「he」の意味だったんだけど、おそらく彼女と同じ時期か、ややおくれて恋人の意味ができたよう。 両方とも都市の若者言葉で、いわゆる「昭和モダン」特有の語彙がだんだん一般に広まっていった、ということです。例え

    彼氏彼女の事情 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
  • hyorohyoroの嘘日記 沈黙は金、雄弁は銀

    今日、自分の周りでこの言葉の起源がちょっと話題になったんですよ。 そのときには、軽くググってみて、 『「沈黙は金、雄弁は銀」という言葉は西洋の昔の格言であり、 その時代の西洋では、銀位制だったので、実は銀のほうが価値があった。 従って、この格言の当の意味は現代で使われている意味と逆であり、 「雄弁の方が沈黙より偉い」である』 というような論調のサイトがいくつか見つかったので ほーなるほど、と納得しました。 特にいくつかのサイトでは、古代ギリシア時代の雄弁家デモステネスの言葉が起源だ。 と、あったのでなおさら「なるほど」と納得したのですが その直後に「待てよ」と思ったのでした。 というのもつい先日 最近の若者は当にいたか、とカントは言った、皆がを書いている - 吹風日記 というエントリを読みまして 「すこしググって、調べた気になってしまうことの危険性」 が頭の隅に残っていたからです。

    hyorohyoroの嘘日記 沈黙は金、雄弁は銀