1990年11月21日、初代『F-ZERO』はスーパーファミコンのローンチタイトルとして背景の拡大・縮小・回転を可能にする技術展示を兼ねて発売された。 その後も「マシンに耐久力がある」「最高速が超速い」タイトなゲーム性でコアなファンを集めるも、メインストリームな人気には乏しく、少年マンガ風の作風で若年層の獲得を狙ったアニメ『F-ZERO ファルコン伝説』や、アニメと連動した同名のゲーム(GBA、2003年)および『F-ZERO CLIMAX』(GBA、2004年)も虚しく、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズや『ニンテンドーランド』(Wii U、2012年)への出演こそあれど、シリーズとして長く音沙汰が無い状態が続いていた。 任天堂の元デザイナーから「F-ZEROは楽しく遊ばせるアイディアが出なかった」などといった発言があったという話もあり、新作を絶望視する意見もあった事は想像に難くなか