ITProのコラム「記者の目」は複数の日経BPの雑誌記者が記事にはしにくい個人的な意見などを書いている人気コラムだが、最近「C言語最大の欠点」というタイトルのコラムが掲載された。 どうやらタレこみ子と同世代らしい記者は、C言語最大の欠点を文字列処理であると断じ、特にバッファーオーバーフローの回避のためのコードを書くのが大変なところと論じている。そして、C++でSTLのstringクラスを使うべし、と主張している。 タレこみ子の乏しい経験からいうと、バッファーオーバーフローの問題は確かに大きな問題だが、それは「文字列」処理で起きるというよりは、ネットワークから受信する「データ列」の処理で起きるケースのほうが多いように思う。STLについては詳しくないのだが、stringクラスは'\0'も含みうるデータ列を正しく処理できるのだろうか。 また、バッファーオーバーフローは問題として理解しやすく、コー