◇「必要」7割 認知度とギャップ テレビゲームソフトに、内容に応じてレーティング(年齢区分)が表示されているのを知っていますか--。レーティングの審査をしているNPOが、アンケート調査で全国のPTAや自治体などにこんな質問をしたところ、「知らない」が6割近くに上った。子どもへの影響を考慮して、年齢に応じた適切なゲームを選べるよう、02年10月から導入された制度だが、認知度が低く、十分機能していない実態が浮かんだ。【三木陽介】 レーティング制度は業界の自主規制で、NPO法人「コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)」(東京都千代田区)が販売前の新製品について審査を行い、A(全年齢対象)、B(12歳以上)、C(15歳以上)、D(17歳以上)、Z(18歳以上)の5種類に分ける仕組み。製品のパッケージや広告宣伝などに表示される。Zは他のゲームと別に陳列され、購入の際は年齢確認が