座りっぱなしでいるよりも立っているほうが、なんとなく健康にいい気がする。だが立ちっぱなしでいるのも、それはそれでしんどい。そもそも、「健康にいい」とはどういうことなのか。具体的にどれくらいの時間、座っているまたは立っていると、どう健康にいいのか。 もっといえば、1日24時間をどんな活動にどれくらい費やすのが、われわれの健康にとって最適なのか。 オーストラリアの研究チームが、こうした問いに答える研究論文を発表し、一般向けの解説メディア「カンバセーション」でそのエッセンスを紹介している。 健康にいい活動の時間配分とは この研究チームは「健康にいい」を定義するために、心臓疾患、脳卒中、糖尿病の危険因子に着目し、さまざまな活動時間の組み合わせがそうした因子とどう関連するのかを調べた。 研究対象は2000人以上の成人で、参加者はまず胴囲、血糖値、インスリン感受性(低下すると血糖値が下がりにくくなる)
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