その学校の教室は、ケータイの中にある。 「ケータイサイトは、北海道の子から沖縄の子まで一緒にいられる巨大な教室」――中高生がメインリスナーのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK」(月~金の午後10時~、TOKYO FM系列)。開始3カ月で、ケータイサイトの月間ページビューは1000万を超えた。サイトのBBS(掲示板)で繰り広げられるリスナーの雑談からその日のテーマを拾い上げ、番組を作っていく。 ケータイはただ自然に、当たり前にそこにあったと、プロデューサーの森田太さん(エフエム東京番組制作部専任部長)は話す。「番組のテーマは学校だから、ケータイは教室かな、と」。サイトはPCからも見られるが、携帯からのアクセスの方が多い。 ケータイを“活用した”番組を作ったつもりはない。「ケータイは酸素と同じ」だから。今の20~30代はケータイやネットに“出会った”。でも番組のリスナーは、ケータイが当た
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