野生の動物が自ら人間に近づくという行為はほとんどないのだが、こんなケースもあるらしい。カナダ、ノバスコシア州エルムズデールの民家の柵に1羽のカラスの子どもが舞い降りてきた。そして1時間以上にわたりその場で鳴き続けていたという。この声を聞きつけた、ガーティー・クリアリーさんはカラスのいる場所に近づいていった。 「明らかに何かを訴えるような目でこっちを見ていたわ。」クリアリーさんはそう語る。 クリアリーさんがそのカラスに近づいてみると、体にはハリネズミ、ではなく、コメント欄によるとカナダヤマアラシのトゲが4本刺さっていたという。クリアリーさんは注意深くカラスに触れ、そのトゲを1本ずつ慎重に抜き取っていった。その間、痛そうに鳴いていたものの、逃げる気配はまったくなかったという。 ミラー カラスは頭がいい。自分ではトゲを抜くことができないので、人間に助けを求めに来たのかもしれない。「まるで人間の子