なぜなに篇とWebプラットフォーム篇ではBlinkに至った背景や、Blinkの互換性への取り組みについてだーっと書いた。 今回はBlinkの登場が何にどんな影響を与えるか、だらだら考えてみる。 Chrome すでに色々書いてはいるけれど。 WebKitから離れ、Chrome専用エンジンとなるので、これまでWebKitでは合意を得られなかった機能について抵抗なく入れられるのはGoogleにとってはよいことだろう。Pointer EventsとかIME APIとか。Launch Processのもとでだけど、試験実装は進めやすくなる。 WebKitから離れることでの最大の損失は、WebKitに参加している人のタレントだろう。BlinkチームのQ&Aセッションによると、BlinkとWebKitとの間に「フォーマルな関係」はないとのこと。パッチを自動的にやりとりするような仕組みは用意されないから、