同世代の地元の友人は家庭や車を持っている。 仕事のための勉強をし、休日は育児や家族サービスで、SNSやネットに没入するような時間なんてない。 でもそれでも問題ない。 下部構造(経済活動)において、仕事に精を出し、自分よりも高い所得を得ている。 孤独な日々を過ごすアローン、独身の自分と違い、配偶者や子どももいる。 それらの点で、自己肯定感を得る機会が、低所得者やアローンよりも多いのではないだろうか? 逆に自己肯定感を、人間との触れ合いにあふれた仕事生活、下部構造から得ることができない自分のような人間は、インターネット等のヴァーチャル性の高い空間、上部構造の世界に主戦場を変える。 動物的な生殖行為およびそれに類する恋愛による生物的優越感、労働とマネーゲームによる経済的優越感を得ることができないため、ブクマの数やいいねの数やリツイートの数といった抽象性が高い優越感を求め、自己肯定感を得る手段を置
