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2015年11月19日のブックマーク (1件)

  • 青空文庫で読める怖い小説5 - Horror好きが行く!

    恐怖の概念は人それぞれなので、怖くないと言われちゃうと(笑、主観で選んでるのであしからず。題名通り青空文庫からなので古典ばかりです。 ①「歯車」 芥川竜之介 第二の僕、――独逸人の所謂(いわゆる) Doppel gaenger は仕合せにも僕自身に見えたことはなかった。しかし亜米利加の映画俳優になったK君の夫人は第二の僕を帝劇の廊下に見かけていた。(僕は突然K君の夫人に「先達(せんだって)はつい御挨拶もしませんで」と言われ、当惑したことを覚えている)それからもう故人になった或隻脚(かたあし)の飜訳家もやはり銀座の或煙草屋に第二の僕を見かけていた。死は或は僕よりも第二の僕に来るのかも知れなかった。 自殺前の「ぼんやりとした不安」にとらわれていた頃の作品。もう読んでいると当に陰な気持ちになってくるので要注意。 ②「瓶詰地獄」 夢野久作 ああ神様…………私たち二人は、こんな苛責(くるしみ)に

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