「ファスト映画」を作成し、YouTubeに投稿していた20代の男性(岡山県在住)が8月1日、メディアの合同取材に応じた。 男性は「自分でも作ってみたいという気持ちが一番だった」など、身勝手な犯行に手を染めた理由を語った。 映画会社側は投稿していた男性を特定したが、収益化していなかったことや迅速な謝罪を受けたこと、また一定の賠償を約束したことから、刑事事件化を見送った。 ●ファスト映画投稿者に有罪判決も ファスト映画をめぐっては2021年、映画会社に許可なくYouTubeに投稿し、広告収入を得たとして、著作権違反法違反で逮捕・起訴された3人に、懲役2年(執行猶予4年)・罰金200万円などの有罪判決が言い渡されている。 この事件で、一般社団法人「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」に加盟する東宝や日活など13社は今年5月、投稿者を相手取り、5億円の損害賠償をもとめる訴訟を起こした。 COD