今年のノーベル物理学賞の受賞者に青色LED開発の関連で、カリフォルニア大学教授の中村修二さん、名城大学教授の赤崎勇さん、名古屋大学大学院教授の天野浩さんが受賞した。よかったかと言えば、よかった。うれしいニュースかといえば、うれしい。ということ。ああ、でもなあ。どっちかというと微妙なニュースだった。どうリアクションしていいか、ちょっと困惑した。 中村修二さんが受賞することはわかっていた。今年になるか、というのはわからなかった。その点では予想していたわけではない。いずれ取るでしょう、いつごろなんだろうと思っていたくらいである。 しかし、振り返ってみると、予想はできた。なんとなく失礼な言い方になってしまうのを恐れるが、赤崎勇さんのお年である。 基本的にこの分野の業績は中村修二さんの単独でよいのではないかとも思っていたが、ノーベル賞の傾向として先駆的業績には配慮するので、赤崎さんははずせない。する