京都大は新年度、ノーベル賞受賞者の山中伸弥教授やゴリラ研究の権威である山極(やまぎわ)寿一総長ら生物学で世界トップクラスの研究者が交代で講義する新入生らに向けた科目を新設。吉田キャンパス(京都市左京区)で9日、第1回目の講義が行われ、多くの学生が熱心に耳を傾けた。 大学院理学研究科の阿形(あがた)清和教授らが企画。主として新入生を対象に、生物学の神髄に触れてもらうことで学問へのモチベーションを高めるのが狙いという。山中教授が学部生に講義を行うのは数年ぶりで、5月28日に登場する。 科目名は「生物学のフロンティア」で、全学共通科目として4~7月に実施。主な対象は1、2回生だが全学部の学生が受講でき、各分野のトップ研究者が毎回交代で登場する。