集団的自衛権行使に関する憲法解釈変更が閣議決定された。このタイミングで各地でデモが行われ「安倍辞めろ!」というシュプレヒコールが叫ばれたようだ。ネット上でも「安倍辞めろ!」という書き込みが目立つ昨今である。 私も安倍政権はさらさら支持していないが、どうもこの「辞めろコール」には違和感を拭えない。彼らは、震災直後に「菅辞めろ!」コールをし、菅より脱原発色の弱い野田政権を招き、さらに原発再稼働問題で「野田辞めろ!」コールをし、今の安倍政権を招いたのだ。つまり逆サイドから政権批判をしていた勢力にまんまと利用されてきたのである。 今回も、「辞めろ、辞めろ」コールをして更に悪い政権成立を後押ししてきた反省がどこにも感じられないのだ。 彼らは、「安倍政権は最悪だ。これ以上最悪の政権が樹立することはあり得ない。」と言うかも知れないが、本当にそうだろうか? 確かに、安全保障政策や歴史認識では、安倍政権は戦
【再掲】「パリのデモから考える」(スタジオジブリ小冊子『熱風』2012年2号「デモ」特集号掲載) | Philosophy Sells...But Who's Buying? 昨日、日比谷公園であったピースオンアースというイベントに行ってきました。 デモにも少し参加しました。 そこでいろいろ考えることがあって、 それをツイートしました。 たとえば… これとか、これとか、これとか、これとか、これとか、これとか…。 ツイートしながら、 この前ジブリの『熱風』二月号に掲載していただいた拙文のことを思い出し、 またそこで書いていたことの妥当性を再確認しました。 既に三月号が発行されていますので、 その文章を再掲します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ スタジオジブリ小冊子『熱風』2012年2号「デモ」特集号掲載 デモについて 國分功一郎 私は学者の端くれであって社会運動家ではないし
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