人間のお尻そっくりなロボットを、電気通信大学の研究者が開発している。その名も「SHIRI」だ。 SHIRI SHIRIは、筋肉の見た目、触感の変化によって感情を表す尻型ヒューマノイド。ウレタンで作った人間大の腰のモデルに、Gluteus Maximus Actuator(GMA:大臀筋アクチュエータ)をつけ、シリコンスキンで覆っている。GMAは圧力をコントロールさせることで、筋肉の自然な変化や触感を再現する。SHIRIは、人間に触られたり、なでられたり、叩かれたりすると内蔵マイクでそれを検知し、人工筋肉による「Tension(張り詰める)」「Twitch (ピクッと動く)」「Protrusion(突き出す)」などの動きで「感情」を表すという。 SHIRIの構造 ユーザーが最初にSHIRIに触れたときには、「Twitch」という反応が返り、ユーザーはSHIRIが怖がっていると感じるかもしれな
最新の医療技術を使えば男性が妊娠して赤ちゃんを産むことも可能―。2月21日付の英日曜紙サンデータイムズは、イギリスの体外受精の先駆者のひとりであるロンドン大学のロバート・ウィンストン教授のこんな常識を覆す見解を紹介した。 教授によると、体外受精した胚(はい)を男の腹腔内に移植し、大腸などの内蔵に「着床」させる。胎児は胎盤を通じて大腸から栄養分を吸収して成長、臨月を迎えたら開腹手術で取り出す。男性には流産を防ぐため大量の女性ホルモンを投与する必要があるが、原理的には女性の子宮外妊娠と同じ。実際にイギリス・オックスフォード州で、受精卵が女性の腹腔内に移動して大腸の表面に着床、無事に育って生まれるという珍しい子宮外妊娠の例があった。 同性愛の男性カップルにとっては朗報? かもしれないが、早くも賛否両論が出ている。ノッティンガムの不妊治療センターのサイモン・フィシェル博士は、女性が事故で子宮を失い
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