先日最終回を迎えたテレビアニメ「幸腹グラフィティ」のオープニング映像を手掛けているのは、数々の作品で監督やキャラクターデザイン、アニメーターとして活躍する梅津泰臣。「幸腹グラフィティ」で総監督を務める新房昭之とは、もう約20年来のお付き合いになるという。その2人が語る「幸腹グラフィティ」のオープニング映像のメイキング秘話をお届けする。 ――今回のオープニングは、どのようにつくられたのでしょうか。 梅津:毎回、オープニングをつくる時は原作者さんや監督のイメージを聞くんですね。テーマがある場合は、そのテーマを監督から聞いて、オープニングに反映させていきます。もちろん、テーマがない場合もあるんですが。新房さんとの場合は、前にやった「それでも町は廻っている」のオープニングの時も「ミュージカルで」という明確なオーダーがあったんですね。だから、今回も何かあるのかなと。それでシャフトさんで打ち合わせをし
伝説のカルトアニメが実写化! - (C)2013 Videovision Entertainment, Ltd., Distant Horizon, Ltd. & Detalle Films All rights reserved 日本の成人向けアニメをハリウッドで実写化した、映画『カイト/KITE』が4月11日より日本公開されることが決定した。アメリカでカルト的人気を誇る原作の要素を生かした近未来SFアクションとなり、ハリウッドを代表する怪優サミュエル・L・ジャクソンがキャストに名を連ねる。 日本の18禁アニメが実写化!『カイト/KITE』フォトギャラリー 原作は、アニメーション監督の梅津泰臣が、原案・脚本・キャラクターデザインなどを手掛けた1998年のオリジナルアニメ。成人向けの作品ながら、性描写だけでなく、独創的なアクションが展開するスタイリッシュな映像が、国内はもちろんハリウッドの
2014年2月に公開され大反響を呼んだ自主制作アニメ「女子高生エフェクターを買いに行く!!」の続編「女子高生シールドを買いに行く!!」が、1月15日(木)にYouTubeで公開。今回は楽器屋さんの女性店員を、元ナンバーガール、現在はtoddleなどで活動するギタリストの田渕ひさ子さんが声優として演じている。 前作では、女子高生ギタリストが友人の女子高生に連れられて、初めてエフェクターを買いにいく様子を描いていたが、今回はタイトル通りシールドを買いに行き、実際にエフェクターとシールドを使用する姿まで描かれている。 現役ミュージシャンが作画から声優まで担当 「女子高生シールドを買いに行く!!」は、創作サークル・にくきゅうおんど制作の自主制作アニメ。作画をイラストレーターでありながら、現役のミュージシャンとしても活動するまつだひかりさんが手がけ、主人公・メタ子と友人・まふゆの声優も務めている。
宮崎駿の『風立ちぬ』は前評判的な情報などを聞いて少しうんざりした感じもあり、また私も、リアリズムっぽい作品が苦手でSFやファンタジー的な作品のほうが好きだし、どっちかというと、アニメ映画は子どものためにつくるもので、大人のために作っちゃいけないつくっちゃいけないような感じもしていたので、少し避けていた。 が、見た。完全な作品だった。そのことにまず圧倒された。もちろん、三行でまとめられる大きなストーリーがないのにどこが完璧なんだよという意見もあるかもしれない。いや、そうしたストーリーこそ完全性の対極にあるものだ。 まったく隙というもののない完全な作品だった。こんなものが創作できるのかというのが驚きだった。隙のなさはバランスの良さということもであるのだが、映像のディテールの充実にも圧倒された。緻密に歴史考証していくと間違いやフィクションとしてやりすぎという部分もあるのかもしれないが、よくここま
ノリの良いオープニングには“スピード感”がある。 楽曲に合わせて映像が流れていく快感は本編では味わえない特別なものだ。 今期だと『ノーゲーム・ノーライフ』のOPとか、スピード感があってとても良い。 オープニング映像というのは基本的には そういった「スピード感」や「変化」の連続で出来ている。 具体的に分類すると「加速」、「減速」、「等速」、「(急)停止」、「高速カッティング」、「色彩変化」、「フレームイン/アウト」等々。 これらの要素をうまく継ぎ接ぎして、楽曲のリズムと合わせていくのである。 等速 「等速」表現の場合、 基本的にはオブジェクトが画面の横に(あるいは縦に)等速で通過していくのを撮ることになる。 『ノーゲーム・ノーライフ』OP 密着マルチは「等速」を表現するのに使われる。 複数のセルがそれぞれ横にスライドし、「奥行き」や「等速」の動きを生みつつも、 この画面全体のスピード感は一番
もはや恒例になりつつありますが、今年もこの企画に参加させて頂きます。去年に比べて一週間程はやい選出になりますが、まぁこのぐらいの時期ならということで。例によって放映季順、他順不同、他意はありません。敬称略。視聴した作品からのみの選出で、選出基準も去年と同様 「とにかく好きなOP」 です。 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる / Girlish Lover 2013年度序盤。冬期放送枠にして眩いほどの輝きを放った素晴らしいOP。乙女の会みんな仲良すぎでしょってくらいに観ていて凄く楽しい上に、とても癖になる楽曲とそこに映される映像の連弾、そしてその中で栄える彼女たちの可愛らしさに心底グッとくるなと。足先から指先までとても綺麗に、また可愛く映り込んでいる辺り、自らの自らによる自らのための演出ほんと極まってるなぁとか思います。真涼さんの変なポーズは不変のオアシス。 ビビッドレッド・オペレーション /
『ブラコン』のEDにとんでもない仕掛け!…とな。— 幾原邦彦 (@ikuni_noise) August 26, 2013 『ブラコン』の、新しい面白さ 今回は『BROTHERS CONFLICT』、『ブラコン』の話です。 TVアニメ『BROTHERS CONFLICT(ブラザーズ コンフリクト)』 公式サイト 冒頭で引用しました幾原邦彦さんの言葉どおり、 どうやら本作のエンディング(ED)映像には、 「とんでもない仕掛け」が、第1話の時点から 仕込まれていたことがわかりました。 ここでは、その仕掛けが、一体どのようなものだったのか、 そしてそれがどのような意味と効果を生んでいるのかについて、 実際の画面のキャプチャー画像を交えて、 考えてみようと思います。 『ブラコン』の、基本構造 実際の映像のギミックについて考える前に、 『ブラコン』ってどういうアニメなのか確認しましょう。 上の相関図
物語シリーズ セカンドシーズン 5話を視聴。 羽川は失恋したかったのだと思う。 好きも嫌いもなく、嫉妬や妬みといった感情を切り離してきた彼女が はじめて負の想いを、自分の心に抱き受け止める瞬間。 その失恋の痛み、心の痛みを描き、 そこからの羽川の始まりを描くのが、今期の<物語>シリーズだった。 私が<物語>シリーズを見続けているのは、様々な要素はあるにせよ 最終的にはとてもシンプルな恋物語で最後は収斂する所が好きだからだ。 その意味では「何」を伝えるより、「どう」伝えるかに心を砕いた作品なのだと思う。 そして羽川の手紙部分の演出は本作のOPも手がけているURAさん。 ゲーム「いただきじゃんがりあんR」のOPっぽいカットの繋ぎ方や画作りをしていて (特にマンガの吹き出しや羽川のプロフィールが描かれているのはURAさんっぽい) 今回のコンテ・演出はURAさんかなぁ、OPもやってるし本編をやるの
昨晩放送された『猫物語(白)』のOPが素晴らしかったわけですが、そのディレクターを担当していたのがなんとURAさん。美少女ゲーム・エロゲをそれなりに嗜んでいる方なら多くの人がその手によって手掛けられたデモムービーを視聴したことがあるのではないかと思いますが、その手腕はTVアニメという映像表現の場においてもいかんなく発揮されていたように感じます。 www.youtube.com 有名なのは数あるパロディ動画を生み出した『いただきじゃんがりあんR』のOPが顕著ですが、特に『物語シリーズ』でキャラクターデザインをしている渡辺明夫さんとのタッグでは『魔界天使ジブリール4』『戦国天使ジブリール』などのジブリールシリーズの他、同社作品のグリザイアシリーズのOPなども同様に手掛けており、どの映像も素晴らしいクオリティとなっています。その中でも個人的に一番気に入っているのがこの『魔界天使ジブリール4』のO
『プリキュア』シリーズエンディングダンスの変遷とは、すなわち“揺れ物”進化の変遷【CEDEC 2012】 数あるセッションの中でも、屈指の人気 2012年8月20日~22日まで、パシフィコ横浜にて開催された、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“CEDEC2012”。会期最終日に行われた、東映アニメーションのスタッフによるセッション“プリキュアシリーズ エンディング ダンスの変遷”のリポートをお届けしよう。 『プリキュア』シリーズは、子ども、なかでも女児をメインターゲットとした人気コンテンツだが、子ども向け作品とは思えぬハイクオリティーなアニメーションや、魅力的なキャラ造型などが、大人のアニメファンからも注目を集めることが少なくない。とくに、『フレッシュプリキュア!』の番組エンディングから始まったフルCGで描かれるダンスは、カラフルな色彩やキャラの魅力が存分に
良い作品は、面白いからこそ先が気になってしまいますよね。 楽しむための作品で夜ふかししてしまったり、続きが気になって仕事が手につかなくなったりしては、効率的とはいえません。 それに、TVアニメは、どれだけ人気になっても1年もたてば話題の消費期限がすぎてしまいます。 そこで、時代をこえて評価されている知る人ぞ知る作品から、合計しても15時間以内に見終わることができる作品だけ、選ぶことにしました。 これから紹介する作品は、見たという作品が1つ増えるごとに、マニアックなアニメファンほど尊敬の目で見てくれること間違いないものばかりです。 基本的に私自身が複数回視聴し、ソフトも購入している作品から選びました。 『天使のたまご』71分 聖書をモチーフにした都市世界で、天使のたまごを孵化させようとする少女と、一人の少年兵が出会う、スタイリッシュなボーイ・ミーツ・ガール。 もちろんDVD化されています。大
人気アニメーション作家・新海誠さんの作品でもおなじみのスタッフが制作を手がけた「大成建設」のテレビCMのクオリティがすごいと話題になっています。カタールで建設中の新ドーハ国際空港をモチーフにした、30秒の短編アニメーションです。 ▽ テレビCM | 広告 | 大成建設株式会社 ▽ 大成建設のCMのクオリティが半端ない件について - まめ速 大成建設のテレビCM「新ドーハ国際空港」篇は、遠く異国の地で、ひたむきに、まっすぐに空港の完成をめざす若手社員の姿を描いたアニメーション作品です。監督・作画に田澤潮さん、美術に丹治匠さん、制作にコミックス・ウェーブ・フィルムと、「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」などの新海作品に携わったスタッフが勢揃いしています。CMが公開されたのは今から約2年前ですが、その完成度の高さが再び注目を集めています。 繊細なタッチや色使いが新海作品を彷彿とさせ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く