先日行った茨城県牛久の「ポケットファームどきどき」(過去記事)。実はここで、ローズポークの他に面白い物を見つけた。それが今回のテーマである、黄身が黄身じゃない玉子だ。 どういう事なのだろうか?今日はそんなちょっと変わった玉子を紹介します。 (松本 圭司) 穂の香という玉子 さて、その玉子の名前は「ひたち野穂の香」という。見た目は殻が茶色い、なんの変哲のない鶏の玉子だ。10個で250円だったから今時の相場からすると特別高くもない。 なにが違うのかというと、エサが違う。普通、玉子を取るための鶏にはトウモロコシを与える。黄身の色を濃くしたい場合は更にパプリカなどを与える。すると黄身が黄色くなり、パプリカを与えると濃いオレンジ色の美味しそうな黄身が出来るのだ。 ところがこの穂の香の場合はエサの65%が地元産の米なのだという。米はご存じの通り白いわけで、その白いエサを食べた鶏が産む卵の黄身は・・・。